ヤクザの怖い話マジで怖くてワロタwwwwwww
近所の中華屋でラーメンを食ったんだが、金を払おうとしたら、店主がいらないと言うんだ。 「今日でお店終わり。あなたが最後のお客さん。ひいきにしてくれてありがとう。これ、おみやげ」と、折詰めを二つくれた。
俺は何と言っていいかわかんなかったけど「とても残念です。おみやげ、ありがたく頂戴します。お疲れさまでした」と挨拶して店を出たんだ。
折詰めの中を見たら、餃子やら春巻やら唐揚げやらが、みっしりと詰まってる。ちょっと一人じゃ食べきれないボリューム。
面白い体験だな。得しちゃったな。と、楽しくなってさ。帰り道、友人に電話して、経緯を話してから「今、俺んとこに来たら、中華オードブルがたらふく食えるぜ」と誘ったんだよ。
すると、友人は変な事を言うんだ。
「その折詰めの中身、食ったのか?」
「食ってないよ」
「いいか、絶対食うな。それから、絶対アパートに戻るな。そうだな、駅前のコンビニに行け。車で迎えに行ってやるから」
「どういう事が全然わかんないんだけど」
「説明は後だ。人のいるところが安全だ。コンビニに着いたら電話くれ」
とにかく俺はコンビニに向かったよ。で、友人に電話した。
「着いたよ」
「こっちももうすぐ着く。誰かに後を付けられたりしてないか」
「えーと、お前大丈夫か?」
「それはこっちの台詞だな」
それから、友人と連絡が取れなくなった。携帯がつながらない。 小一時間、コンビニで待ってたけど、友人は現れない。
友人が言った、絶対アパートに戻るな、というのが、何故か頭に残ってたから、ネットカフェで朝まで過ごし、始発で実家に帰った。
いまも実家でゴロゴロしてる。
他の友人に尋ねても、そいつとは連絡が取れないそうだ。 そろそろ学校も始まるし、友人の消息も気になる。
折詰めはコンビニのゴミ箱に捨てた。
以下、2chの反応
ヤクザと何が関係あるんや?
どういうことや?
もったいないやん
鮫島事件か
怖いよな
>>8
おまっそれは・・・!
おっとこんな時間に誰か来たようだ
これでおわりなん?
説明してくれ
以前、中華屋で折詰めを貰ったものです。
九月も中頃を過ぎて、さすがに実家に居づらくなったのでアパートに戻ってみた。
晩飯にコンビニ弁当を食っていると、お隣の人が来たんだ。ちょっといいかな、って感じて。
「もう、大丈夫なのか」って聞かれたんで、すごくびっくりした。
え?なんで知ってんの?
でも、お隣の人が続けた話にもっとびっくりした。
「夜中にガラの悪い男が、あんたの部屋のドアやら壁やらをガンガン蹴ってたんだよ。借金かなんかでヤクザとトラブったのかと思った。しばらくあんたの顔も見なかったし。でも、あんたも戻ってきたんだしね。詮索はしないよ」
これ友達が行方不明になるところで終わりなら名作なのに 投げっぱなしでええねん
非常につまらん話やな
意味不明
解説おなしゃす
まったくわからん
誰も理解できてないみたいやね
これ10年近く前に書き込まれたな 当時スレにおったわ
見たことあるな
入りたてのチンピラに飼ってた土佐犬が死んだから捨ててこいって言ってビニールシートに包まれたブツを捨てて来させるってのは聞いたことあるな
>>39
浮気相手の死体を彼女に犬の死体だって言って棄てさせた事件あったンゴねぇ
よく読めよ2つ貰ったんやぞ
>>40
つまりどういうことや
意味わからんのだが
おみやげになんの意味があったんや? それになんで友達が気づいたんや?
え、これで終わり?
こんな知らんもんいきなり渡された人を襲うんかヤクザって 意味わからんわ
友人の友人でてきて説明するけど正直意味わからんよな
勿体ぶらないで教えて欲しいンゴ
気になって寝れんゴオオオオ
これ続きあるから今は分かるわけない
続きあるやんけ
帰ろうとするお隣の人を引き止めて聞いた。
「それはいつ頃のことですか」
「八月の終わり頃と、先週くらいかな。先週のは、しつこく蹴ってたから、警察呼ぶぞ、っていってやったら、すぐ引き上げたみたいだな。……もしかして、知らなかった?」
俺が半笑いな感じで頷いたら、お隣の人は無言で出ていった。 俺も即、部屋をでた。
それから、カプセルホテルとかを転々としてる。実家にまた戻るのいいんだろうけど、よくわからない災いをもたらしそうで、正直怖い。
とにかく、消息不明の友人に話を聞くのが解決の近道と、学校の知人と連絡を取り合ってるが、いまだ音信不通。
どうしよう。
>>66
わからないンゴ
>>66
隣の人強いな
>>74
これがオチか
オチまで読んだの初めてや どっちにしてもモヤモヤして面白くもない話だが
74 本当にあった怖い名無し 2008/10/13(月) 22:47:06 ID:lViNYiG0O
すいません。以前、中華屋で折り詰めを貰ったものです。
消息不明の知人が、自殺していたことが判明しました。
俺は学校を辞めました。
アパートも引き払いました。
多分、これで終わりになるでしょう。
91 本当にあった怖い名無し 2008/10/14(火) 02:38:17 ID:bZVVQCfJO
本当の最後として。
俺が消息不明の友人と何とか連絡を取ろうとしていた時、頼りにしていた奴がいた。
そいつは、友人と古くからの付き合いで、そいつならば、友人の居場所の見当もつくんじゃないか、俺はそう思ってた。
アパートから二度目の逃亡で、カプセルホテルに滞在中、そいつから携帯に電話があった。
「お前に嘘をついていたことを、まずは謝る。 実は俺はお前から友人のことを問われた時には、友人が自殺したことを知っていた。車庫で首を吊っていたそうだ。 通夜の晩、俺は親御さんから呼ばれて、別室で話をした。
親御さんは、自殺する理由がどうしてもわからない、とおっしゃる。俺も、まったく思い当たることがない、と答えた。 すると親御さんは携帯電話を俺に見せた。友人の携帯電話だ。
握りしめたまま息絶えていたそうだ。
遺書らしきものなかった。もしかすると、この携帯になにかメッセージがあるのでないか。
そう親御さんは考えて、俺に確認してくれとおっしゃった。
俺はちょっと奇妙な感じがしたが、親御さんに機能と操作を説明しつつ、なかを見た。 録音もなし、メモもなし。 次に発信履歴を見た。そこには、●●●という名前がずらっと並んでいた。全部不在だった。
友人は、多分、自殺する直前まで●●●に電話を掛け続けていたんだろう。履歴のページがその名前で埋め尽くすまで。
さらに、着信履歴を見た。 お前の名前があった。 俺は正直に、親御さんに説明した。
お前から友人に電話があり、しばらく会話した後、友人は●●●に電話を何度も掛けたがつながらなかった。
そして、友人は間違いを犯した。その後、お前が友人に何度か電話を掛けた。とね。
親御さんに、お前のことと、●●●について聞かれた。俺は知っていることを全部教えた。 ●●●は何のことかわからなかったから、わからない、と答えた…」
コンビニで待ちぼうけをくったあの晩に、すでに友人は自殺していたんだ。 ●●●といえば、あの中華屋の店の名前。
そいつの話はまだ続いたが、もうどうでもよくなった。 ただ、この街にいるのは良くない。災いがやってくる。
だから、逃げることにしたんだ。
さようなら
折り詰め食べさせてヤクザに襲われるとか意味不明すぎて草ァ!
意味がわかると怖い話スレ読んでウッキウキになって作ったんやろなぁ
ヤクザ理不尽すぎて草
じゃあ別の話貼るンゴ
俺には何人か同じマンションに友達が居るんだが、その中の1人が他の場所に引っ越す事になった。
引っ越しした後、他の友人達と尋ねに行くと
「結構良い場所だ」
と、そいつは結構喜んでたんだ。
まぁそれから1ヵ月。
「アイツどうしてるかな~」
って話になって今度、会いに行くことにしたんだな。
そしていざ会いにいったんだが、何だか作り笑いばっかりやって全然楽しんでないんだ。
まるで何か悩みがあるような…
そして帰る時間になった時、俺だけに 「ちょっと話があるから聞いてくれないか」 って頼まれてしまった。
話の内容はこんな感じのモノだった
数日前にヤクザの愛人を車で引いてしまった。
捻挫程度の軽い怪我だったんだが毎晩、そいつらが押しかけて慰謝料を請求してくる。
助けてくれないか?
俺にはどうしようもない問題だったし、役に立てそうも無いので
「そうか、大変だな。」
と一言言って帰ろうとした。
その時だった。
「おしゃべりしよ~おしゃべりしよ~」
と部屋の隅の机の中から聞こえてきたんだ。
何とも言えない不気味な声で、全身に鳥肌が立つのがわかった。
友人は 「またか…お前部屋の隅の机の引き出しあけてみろよ。何があるかわかる」 って言われたんで、俺はビビリつつも素直に机の引き出しを開けた。
・・・が、そこにあったのは古ぼけたただの人形だった。
「何これ?」
俺がそう言った瞬間、友人がもの凄い形相で俺の脳天めがけてバットを振り下ろしてきた。
ハァ?何で俺がこんな目に遭わないと行けないんだ。
意識がぼんやりしながら何か刃物が自分の腹に刺さるのを感じた。
ぐしゅ!ぐしゅ!って音を出しながら…
痛い痛い!痛い!止めてくれ!!
フランス人形の声が聞こえる
「おしゃべりしようよ~」
おしゃべりできないんだよ!
内臓?を触ってる。俺の腸を?どうするの?
麻酔も無しで?
痛い…誰か助けて…
誰かの声が聞こえた。
「酒ばっかりのんでるようなヤツの肝臓は使えへんなぁ。まぁ良いわ。あと3人分の肝臓用意しろよ。そしたら許したるわ。」
友人「わかりました。あと何人か友人が居るのでそいつのを…」
そして、意識が完全に消えていった。
次に目覚めた所は病院だった。
今、俺たちには肝臓が無い。
>>113
人形の下りなんやねん
>>113
下らな過ぎて草
>>113
流石に草
>>113
最後の文章で草生える
怖いとかいう以前に意味が分からんのやが
意味がわかれば怖い話じゃなくて意味がわからない話やん
明日6時頃行きます。
みなさんの見ている前で 公開で 陰毛をそられてみたいです。
誰かやってくれる人がおりますか。
本人確認は サウナの中で 竿を持って「とくさんか?」と聞いてください。 「違います」といいますからそうしたら竿を引っ張って洗い場に連れ出し 公開陰毛剃りを行ってください。
あとは皆様のおもちゃです。
>>199
全然関係なくて草
>>199
これが一番怖いわ
俺の友達なんだけどさ、車を盗んで売って金儲けしてんだ
その日も、車を停めたおっさんがコンビニでトイレを借りてる隙に車を盗んだ。
いつも通り中古車販売店に持っていったんだけど、これは買い取れないって言われた 「なんでだよ?」って友人が聞くと、店員が後ろのトランクを開けて指をさすんだ
友人がトランクの中を見ると、全身をガムテープでぐるぐる巻きにした女性が入っていたんだ。
店員は「これはヤクザの車だね。こんなヤバい代物無理に決まってる」って言って店を閉めた。
友人は怖くなって、近くの知り合いの警備員が働く仕事場に車を乗り捨てた。
実際に顔を見られたわけもないから車さえ捨てれば大丈夫だと思ったらしい。
でも数時間後、友人はめっちゃくちゃ涙と汗まみれになって車を置いた警備員のとこに涙顔で走ってきて乗り捨てた車について知らないか聞いてきた。
「ヤクザの情報力マジやべぇぇぇ!」
「今、家にヤクザ来てんだよぉぉぉぉおおお」
「家には親もいるしよぉぉぉぉお!車返してくれぇぇぇぇえええ」
でも知人の警備員は車は返したけど、女性は返せなかった。 何故なら警備で巡回したときに車を発見し、トランクに入ってた女性を既に逃がしちゃってたんだ。
友人はその後、行方不明になった。
>>203
それ漫画であったね。稲中描いてた人
>>203
ガムテープ全身に巻く必要ないよね
>>203
これわにとかげぎすじゃないの?
人間が一番怖いンゴ
ワイの離婚したマッマは一緒に出て行った長女と2人して頭オカシなって、 年始にワイが久しぶりに生存確認しにアパート尋ねたら、「お父さんに言われて来たんでしょ!あの探偵もいるならここに呼びなさいよ!!」とかいきなりマッマ発狂し始めた挙句姉貴に警察呼ばれたんや
警官に事情話したら、こちらのお宅さん結構な頻度で警察呼ばれてるみたいでとか言われて年甲斐もなく泣いて謝ったわ
>>315
うわぁ…気の毒過ぎてなんて声かけたらええかわからんな
>>315
娘揃って糖質か
悲惨すぎて同情するわ
4月28日、暁燕の原形を留めぬほどにボロボロになった無残な全裸の遺体が発見!
発見者は、最初はブタの死骸と思ったという
直接の死因は窒息だったが、暴行による打撲で肝臓が破裂しており、 その内出血で腹腔は大きく膨張し、肋骨もほとんど折れており、両手両足の爪も全て剥がされていた
顔も髪の毛はまばらにされ、両目はえぐり取られ、首を絞められたために舌は伸びきり、 両耳の鼓膜は爆竹で破られ、前歯は上下3本しか残っていなかった
これだけではなく、報告書に「処女膜断裂」とあるように激しい強姦の痕跡も歴然としており、 あまつさえ膣と肛門に鉄パイプが2本突き刺され、子宮内には釘が48本も打たれていた
長年にわたり多くの死体を検分した検視係官が「これほど凄惨な遺体を目にしたことはない」と衝撃をうけるほどだった。
>>333
こういう事する奴はもはや人間ちゃうわ
>>333
こういうことするやつの頭の中どうなってるんや
>>333
娘の死体抱き締めたマッマの愛には感動したンゴねえ
>>333
これコンクリ事件?
>>348
中国の富豪の娘誘拐事件やったと
>>357
梶原一騎の娘やろ
>>333
途中からもう人体実験みたいな気持ちになるんかな 頭おかしい
梶原一騎の娘の事件調べたら、主犯格3人のうち1人は自殺、2人は整形外科病院で強引に顔を整形させた後に医師&看護師ぶっ殺して逃亡
草も生えない
>>382
自殺したやつは仕方なく参加して罪悪感の余り死んだんやろなぁ 2人はガチのサイコパスやな
>>387
警官と撃ち合って死ぬ間際に自決しただけなんだよなぁ
>>382
鬼畜の極みで草
行旅死亡人に書き込まれいたこれもガチで闇が深い案件やろ 空き家の倉庫から若い男女の骨がザクザク出てくるとかどないやねん
本籍・住所・氏名不詳
年齢
性別
身長
身体的特徴
発見された骨の箇所は、肋骨3本(年齢・性別不明)、胸椎(推定年齢10代前半、性別不明)、右側頭骨・左側頭骨(推定年齢10代前半、性別不明)、 左寛骨(推定年齢13~15歳、男)、右寛骨(推定年齢13~17歳、女)、左大腿骨(推定年齢20歳以上、女)、仙骨(推定年齢15歳、女)、仙骨(推定年齢15~18歳、女)のみ以上8体
着衣 none
所持品none
上記の人骨は、平成23年11月12日午後5時00分頃、出雲市荒茅町1277番地所在の空き家の倉庫内にて、茶色紙に包まれた状態で発見。死因、死亡時刻ともに不明。
人骨は火葬に付し、出雲市無縁 墳墓に安置してあるので、心当たりの方は、当市福祉事務所まで申し出て下さい。
>>365
20代かと思ったら10代のガキばっかやん どういうことや
>>365
墓移すときに出したやつそのままとかあるから古いのはあんま珍しくないで
実際ヤクザって無差別になんかしたりはせんのやろ?
関係もたなきゃなにもしてこんやろ もし家族の誰かが問題起こして、家族全員殺されるとかもありえるん?
>>412
全ては金
>>412
今の時代家族やからって見せしめにカタギやるんはないんちゃう 昔気質のヤクザならまだしも現代の企業系ヤクザは戦争でもない限りリスクがでかいことはせんで
>>412
病院で人違いで銃殺されたヤツおったやん あとはバーが襲撃されて盾にされて死んだ民間人とか
でもまあヤクザの幹部と病室入れ替わったり同じバーで宴会とか まあどう考えても純粋なカタギではなさそう
>>412
よほどのことがない限り家族皆殺しはありえんけど 例えば尼崎事件は背後にヤクザの指南役がいたことがわかってる
家族を乗っ取って財産を搾取するような犯罪の場合は可能性がある ヤクザは金になりそうなら無差別で食いついてくる
イタリアンマフィアは豚に生きたまま食わせる処刑法があるらしいな
ドラム缶を蟹詰めにして生きたまま食い殺される奴無かったっけ
蟹風呂が一番気持ち悪くて怖いわ
ドラム缶でカニに食われる話は怖かった
蟹のドラム缶風呂
まあ聞いてくれ。
俺は霊感とかそういうのは持ち合わせちゃいない。
だけど恐怖と言う意味では、幽霊なんぞよりもよっぽど恐ろしいモンがある。
昔、小さい印刷会社みたいなとこで働いてた。
ホントに酷い会社で、筋モンの作る偽物の株券とか、政治団体の中傷ビラとか、法律にひっかかる様なことをフツーにしてた。
でも悪い事ばっかじゃないのもあった。
小学生の女の子が親と一緒に来た。猫を探すために持って来た手書きで書いた紙。コレをたくさん印刷して欲しいって。
ぶっちゃけ個人の依頼なんざ受けてないし、「コンビニでコピーした方がよっぽど安上がりだ」とわざわざ上司が教えてあげてたんだが、「貯めたお年玉全部出すから」ってきかねえんだよ、そのがきんちょ。馬鹿だよな、こんな怪しい会社に要りもしないビラ代取られるのなんて。
でも、多分、あんときは皆一丸となったね。この子を助けてあげようっていう何だか分からん義務感。色々手直しして、それは立派なビラを大量に刷ってやった。猫の写真とか借りて、手書きじゃなくてカラーに写真入印刷した。
で、納入日。
上司がその親子に頭下げんだよ。
ビビッタね。
モンモンにも絶対に引かない鬼みたいな上司だったから。
最初、何で頭下げんのか、馬鹿な俺は分かんなかった。でも他のみんなは気付いてたと思う。
「誠に申し訳ありません。プロとしてやってはいけないことをしてしまいました。原本を無くしてしまいました」
だとさ。
何言ってんだこの人、とか思ったよ。でもその後に出た言葉が痺れたね。
「お詫びと言っては何ですが、代わりを用意しました。もちろん御代は結構です。契約不履行ですのでペナルティーとしてビラの配布も手伝います」
もちろん無くしてなんかないし、むしろ、作業室の壁際にずっと貼ってあった。
コイツなら掘られてもいいやってマジ思ったね。ま、そん時仕事なくて、ヒマしてたってのも大きいんだがな。
ん? 猫ちゃん見つかったよ。
ちょっと離れたところにあるアパートで婆さんに餌付けされてた。ビラのおかげか、婆さんが連絡くれたんだってよ。
まあ、そんな感じの倒産寸前のアホだらけの会社だったんだよ。ゴメンな話逸れちまった。
そんで、こっからが怖い話なんだわ。前置きなげーよな。まあ男は長持ちする方がいいって言うだろ。カンベン。
当時、あるチンピラがどっかの事務所の金ちょろまかしたらしいんだよ。まあ良くある話。
んで、風俗とかサウナとか焼肉屋とかラブホとかあっち系列の店に配るためのビラの仕事が来たんだわ。
大概は探偵とかそういうので探して見つけ出して、かっちり追い込みかけておしまい。でも今回は人海戦術ってやつでいくらしいんだとさ。なんでも下の奴らの忠誠度を試したいんだってよ。ウチの会社が儲かるから事情はどうでもいいんだけどな。
最悪なのは俺とソイツがスロ仲間だったこと。連絡先も家も知ってたんだよ。写真見せてもらった時、ヤバイって思ったね。マジで悪魔と天使が頭の中でケンカしたよ。
俺が一言言えばこの話はそれで終わりだ住所と電話番号いま言えばすぐ終わる多分ボーナス出るぞ、って悪魔が言うんだよ。
いやまてそれでもお前は男か短い付き合いでも仲間は仲間だろ台譲ってもらったりメシおごってもらったりしただろ、って天使が反論。
グダグダ頭の中で考えてる内にもう受注してたよ。後悔ってよりも、しーらねとかそれぐらいにしか考えてなかった。
でもまあ仲間ってのは嘘じゃないって後で証明されたんだよ。俺が仲間だと思ってるってことは向こうもそう思ってたってことだ、残念ながらな。
次の次の日くらいかな。
夜中にそいつが俺んち来たんだわ。
ピンポンピンポンほんとうるさくて、苛立ちながらドア開けたら、そこにゴリラみたいないかついアイツがいやがった。
ああ、もうこの際こいつゴリラな。
で、ゴリラが事情を説明するんだけど、もうこっちは帰って欲しい気持ちで一杯。
大体俺、ゴリラ語わかんねーし。
まあ冗談は置いといて、事情勝手に話すんだよ。ウチに上がりこんで。
すっげーありきたりな理由。
借金だって。
病弱な妹がいるとか、潰れそうな施設に寄付するために必要ってんなら俺も同情したよ。
だけど、そいつは女がらみだった。
身の程知らずにも高級クラブのおねえちゃんに金貢ぎ続けて、借金しまくったんだとさ。今更、その女に騙されたとかウホウホ言っても意味ないし。
それより早く出て行って欲しいって気持ちがデカかった。俺がマークされてるとは思えないが、万が一ってことがある。
溺れるものは藁をも掴むって格言、誰が考えたんだろうな。ゴリラは俺を渾身の力でガッシリ掴みやがった。
もしここから追い出してオレが捕まったら共犯者としてお前の名前出す、って脅し始めた。マジどうすりゃいいんだよ。
今になって思い出すと、さっさと筋モンに引き渡せば良かったと思うし、それが出来ないなら誰かに、例えば上司とかに相談すれば良かったって思う。
でも俺はそいつをかくまっちまったんだ。おかげで足の小指を無くしちまうんだが、それは後で話す。
それから数日間は精神的にきつかった。
昼は仕事でゴリラの顔を刷る。筋モンが新しい情報をいれろってんで、次々に新しいビラを作るんだよ。
疲れてアパートに帰ったらゴリラがいる。もう俺の生活ゴリラだらけ。ここはどこの動物園だっての。
最初の内は畜生でも罪悪感があったのかゴリラは大人しかった。だけど部屋にこもるのが飽きたのか、色々注文つけるようになった。やれコーラが飲みたいとか、雑誌買って来いとか、ラーメン食いたいとか。
早く出てって欲しかった。
まあ流れ的に分かると思うけど、ゴリラは背中に絵が描いてある怖い飼育員たちに捕獲されたんだわ。
ある日、部屋に帰ったんだよ。
玄関開けた瞬間に、いきなり部屋の中に引きづりこまれたんだ。
ガチャッグワッって感じ。
わけも分からず口にガムテープ、手と足には多分梱包用のビニールヒモ。あれ手に食い込んで痛いし、何か熱持ってるみたいになるよな。
手と足のビニールヒモで一つに縛り上げられて、ゴロンって床に転がされたんだわ。
ホント手馴れてたって思うよ。抵抗しようと思う前に手と足の動きが封じられてた。
やばいやばいって気持ちが頭ん中で一杯だったんだが、ゴリラがいないのが気になった。
で、その中の責任者みたいな男が床に転がった俺の目を見て話し始めた。妙な発音の異常に甲高い声で耳にキンキン響く声だった。悪魔の声ってのは、ああいう声なんだと思う。
「お前、アイツの仲間か?」
俺は大袈裟に首を横に振った。
床に頭がゴンゴン叩きつけられたけど、そんなのに構ってる場合じゃなかった。
「ここお前の部屋だろ、仲間じゃないなら何なんだ?」
説明しようにも口にガムテープがグルグル張られててモガモガ言うことしか出来なかった。まあ向こうも俺の存在は謎だったらしい。
「取りあえず場所変えるぞ」ってさっきの甲高い声の男が周りの男に指示した。
真っ黒い窓のないバンみたいなのに乗せられて、タオルかなんかで目隠しされた。
時間間隔とか良く分からん。一時間くらいは走ってたと思う。バンを降りて、歩かされて、タオル取られたら目の前に全裸のゴリラがいた。
コンクリートの床に寝転がされたゴリラはうーうー唸ってた。たまにごほごほ咳き込んでたんだが、意識は混濁してたんだと思う。
鼻の位置と頬の位置が同じに見えるくらい顔がパンパンに腫れてた。体中が青とか黒とか様々な色の斑点が出来てた。多分殴られすぎて、色々なところが内出血してるんだと思う。
こっちには気付いてないみたいだった。
俺はガムテープを一気に剥がされ、さっきの男にまた耳障りな声で質問された。
「おい、お前コイツとどういう関係なんだ?」
多分、ここの答えを間違ったら俺もゴリラみたいになるってことは良く分かった。俺はゴリラとパチ屋で知り合って、その縁から俺の家に居座られたことを説明した。
甲高い声の男はあまり聞いてないように見えた。
「本当か? 助かりたいからって嘘ついてねえか?」
俺は全力で否定した。
「確かにスロ仲間でメシ食いにいくくらいの仲の良さではあったが金を盗んだりはしてない」ってことを強調した。
だがこれが裏目に出た。
「なんでお前、コイツが金パクったって知ってるんだ?」
自分が墓穴を掘ったことを理解して、俺は黙ってしまった。
数日も一緒にいるんだからソイツが何をしてどんなヤツに追われているかぐらいは知っていてもおかしくないだろ?
だけど俺はビラ刷りの会社の社員だったからもっと細かい内情を知っていた。それの罪悪感から黙ってしまった。
「まあいいや、おい」
甲高い声の男は近くにいた男たちに声を掛けて、何やら準備し始めた。そいつらはゴロゴロ何かを転がして、ゴリラの近くにそれを置いた。
ドラム缶だ。
「まさかこいつらゴリラをコンクリート詰めにでもするのか」とか俺はお気楽なことを考えていた。
コンクリート詰めで済むのなら良かったんだよ、ホントに。
男たちはゴリラをドラム缶に四人がかりで入れていた。ゴリラは全く抵抗をしないで、すんなりドラム缶に入れられてた。アイツがやったことはうーうー唸るだけだった。
「いいこと教えてやるよ、お前らが捕まったのはコイツのせいだ。デリヘリ頼んだんだよ。笑えるだろ? 自分から俺たちに場所を知らせてくれたんだわ」
俺はゴリラの厚かましさに呆れると同時に、無用心さに腹が立った。「逃げている最中に何てことしやがるんだ」と。
「あんな端金はもういい。コイツには落とし前をつけてもらう。俺たちをおちょくりやがったってことが大問題なんだ。俺たちはなめられたら終わりなんだよ。なあ、おい。お前がどこの誰かなんてことはどうでもいいんだ。コイツと一緒に俺たちをコケにしたのかどうか、それがききてえんだよ。お前がウチの事務所から金をパクってないってどうやって証明するんだ? これからお前はコイツとしばらくいてもらう。その後にもう一度だけ質問する。いいか? どれくらい掛かるかわからねえけど、しっかり考えろよ? まあ個人的には同情するぜ」
甲高い声の男は一気にそうまくし立てると、傍らの男に声を掛けてそこから出て行った。
俺はこれから始まることへの不安から、震えちまった。もう心の底からブルっちまった。
無理矢理椅子に座らされて、例のビニールヒモでグルグル巻きにされた。
そのまま二人の男に椅子ごと抱え上げられて、ゴリラが入っているドラム缶の前に置かれた。
ゴリラの顔の前から50センチくらいしか離れていなかった。こんな不幸なお見合いはないだろ?
ゴリラはうーうー唸ってた。
俺も抵抗する気は起きなかった。ただ早く開放されることだけを祈ってたよ。
五人の男たちが俺たちの周りで作業をしてた。
いかにもな風貌の男たちは嫌々動いているように見えたのは気のせいじゃないと思う。
ドラム缶の中に太いホースが突っ込まれた。
そうだな、ちょうどコーラの500mlの缶ぐらいの太さだと思う。間抜けにも俺は「ああやっぱりコンクリートか」ってビビッてた。
そのホースは変な容器に繋がってた。服とか小物を入れるでっかいプラスチック製の容器あるだろ? あんな感じの容器が頭についてる俺たちの身長くらいの足の長いキャスターに繋がってたんだわ。
おい何だよ、何すんだよ、ってつま先からつむじまでブルってた。
作業が終わったのか、最終チェックみたいなことをした男たちは俺に目線を向けた。そして意外なことを言った。
「おい、きつかったら目を閉じてろよ。頑張れ」
一体何が始まるのか、何でそんなお優しい言葉をかけるのか分からなかった。
ドラム缶のゴリラ。
その目の前にいる俺。
「じゃあ俺たち行くわ、頑張れよ」と言って男たちはそのキャスターに付いていたレバーを引いてそそくさと出て行った。
ここがどこなのか、あの容器が何なのかを知らなかった俺たちだけになった。
ボトッと、コンクリートにしては固い音がした。
その塊が落ちてきたのを皮切りに、ざざざざざざっ、と流れるように何かが容器から落ちてきた。
ゴリラはうーうー唸るのをやめ、今度はぎゃあぎゃあ叫びながら身をよじるのに必死になっていた。
最初はホースがドラム缶の中に突っ込まれていて、何が中を満たしているのか分からなかった。だがすぐにドラム缶が一杯になり、その正体が分かった。
蟹だ。
こぶし大から、小指の爪くらいのサイズの蟹が溢れんばかりにゴリラの入っているドラム缶を満たしたんだ。
何でこんなことをするのか最初は分からなかった。たかが蟹が何だってんだ。ゴリラと蟹の味噌汁でも作るのか、とそれはそれで怖いことを想像した。
だがしばらく身をよじっていたゴリラが咆哮にも似た叫び声を上げ始めた時に、俺はその恐ろしさを目の前で、本当に50センチくらいの目の前で意味が分かった。
「おい、おい!!! 助けてくれ!! コイツら、オレの中に入ってきやがった!!!!」
ゴリラは脂汗を流し、耳をつんざくような大声で叫びながらも俺に助けを求めた。
蟹がゴリラの体を食い破り、内部に入ってきただと?
ゴリラは俺が動けないにも関わらず、ケツがいてえ! とか、足が足が! とか身体のパーツをことさらに強調した。
やめてくれ。
想像したくねえ。
だが、目の前にいるゴリラは最早叫び声とは言えない雄たけびを上げ続けてた。
そしてゴリラは何時間も叫んだ。
いや良くわかんねえ。
何時間とか何分とかどれらいの時間が経ったのかは。
口の中に泡と血だまりができて、目と鼻から血が出ていたが、それでもゴリラは叫び続けた。
顔が赤から真っ青になっていき、血反吐を蛇口の水みたいにげえげえ吐き始めたころに、蟹たちは次の侵入場所に気付きやがった。
蟹たちはゴリラの顔めがけ、ギリギリと変な音を出しながら口や目に纏わり付いた。
ゴリラは叫び、首を振り続け、ドラム缶に頭を叩きつけるが、蟹たちは許してくれなかった。
見ちゃいられなかったが、どうすることも出来ない。身をよじって、よじった。
固定された椅子ごとドラム缶に体を叩きつけたが、ゴリラの体重と蟹どもの体重のせいでビクともしなかった。
俺の耳がゴリラの絶叫で痺れ、音が聞こえ辛くなった。
最後に、げへ、という何とも間抜けな音を出し、ゴリラは静かになった。
ガサガサとドラム缶の中で音が鳴り続けている。
ゴリラは痙攣したようにビクビク動いているが、ゴリラが動いているのか、中にいる蟹が動かしているのか区別が付かなかった。
目玉を押し出し中から蟹が出てきたところで俺の意識も限界を迎えた。
ガサガサという音で気付いた俺は昔ゴリラだった何かが蟹の動きに合わせて動いているのを見て吐いた。
地獄がどんなところか知らないが、あれより酷いところだとは到底思えねえ。
蟹どもはゴリラの体に纏わりつき未だに齧っていた。
ゴリラの体が傾き、俺めがけて首が折れた。その拍子にドラム缶から蟹があふれ出て、目の前にある生きた獲物に標的を変えた。
俺は絶叫した。
足元にボトボト蟹どもが落ちてくる。
足に纏わり付く。
最初はくすぐったいくらいで、次にかゆくなってきた。
椅子ごと体をよじってもあいつらはどんどん俺の足に纏わり付く。その内、小指に激痛が走り、俺の中にも蟹が侵入してきたことに気づいた。
ドリルで穴を開けられるほうが万倍もマシだろう。爪をちょっとずつ引き剥がし、俺の中に入る努力をしている。脱糞し、失禁したが、蟹は許してくれない。
ノドがぶっ壊れようが、絶叫が何の意味もなかろうが、俺は叫んだ。が、蟹どもは俺の体に入ろうとした。気が狂うと思った、もう気が狂ったと思った。
甲高い声が聞こえて、何人かの男たちが叫びながら蟹を払い飛ばした時、俺は安堵からか、ブツリと頭の中で音が聞こえて、気を失った。
「おい、生きてるか!? おい!!」
頬を張られる感触で起きた。
目の前にいる甲高い声の男が天使にも神にも見えた。足の小指がジュクジュク痛む。小指だけで済んだことを歓喜して涙を流した。
「起きたか?」
甲高い声が俺に質問する。
俺は、あうあうと声にならない音を上げた。
「質問に答えろ。お前はコイツの仲間か?」
ドラム缶を指差し、甲高い声の男は俺に質問した。
ねじ切れるほど首を横に振り、鼻水と涙とよだれで窒息しそうになったが、違うことを伝えようとした。
甲高い声の男とその取り巻きどもは、流石に納得し、俺のビニールヒモを解いた。足腰に力が入らなかったが、小指の痛みで足がまだあることが分かった。
その後、バンに詰め込まれ、アパートの前で蹴り出された。一週間以上、何も食べれなくなり、外に出れなかった。
どういう理由か分からないが、バイト先の上司が見舞いに来て、茶封筒を置いて出て行った。中には札束が入っていた。
幽霊なんぞ可愛いもんだ。
蟹のドラム缶風呂以上に恐ろしいモンがこの世に存在することを俺は知らない。
この2chスレまとめへの反応
やっぱいつ見てもカニの奴は恐ろしいわ…