「まぶた失い眠れない」英国で急増する酸攻撃の恐怖
英国で硫酸など腐食性薬品を使った襲撃事件が急増し、被害者は政府に対し、薬品の販売規制強化と加害者に対する刑の厳罰化を求めている。
今年6月、誕生日を祝うため外出していたいとこ同士の2人が、車の窓越しに酸性の物質をかけられるという事件が発生した。同様の事件が相次ぎ、ラッド内相は法整備の見直しに言及した。
その後もロンドンでは、強盗や犯罪組織がらみの暴力など複数の事件で同様の手口が用いられた。
英内務省は酸性物質を危険な武器として扱うよう検察官向けの基準作りと、量刑基準の見直しを始める計画であることを明らかにした。
ただ、こうした動きはアンドレアス・クリストフェロスさん(32)にとってほとんど安心をもたらさないだろう。クリストフェロスさんは2014年、自宅で顔面に酸性物質を浴びせられた。
「この問題で英国政府の戦略は完全に間違っていたと思う」
イングランド南西部にあるトゥルーロの自宅で、ロイターの取材に応じたクリストフェロスさんは語った。
「酸攻撃を行ったものは誰であれ、被害者が重傷であろうとなかろうと、終身刑に処されるべきだと思っている。最低でも20年あるべきだ」
ロンドン警視庁によると、管内で発生した酸性物質を使った事件の件数は2015年に261件だったが、16年には431件に増加した。今年はすでに282件発生している。
発生件数が増えている理由についてはっきりとした説明はないが、武器の取り締まり強化が始まった時期と重なる。「ツーストライクス」と呼ばれる規制により、ナイフの携行で2度有罪が確定すると、自動的に6カ月以上の禁錮刑が科せられることになった。
ロンドンに拠点を置く酸攻撃の被害者団体の代表を務めるジャフ・シャーさんは、銃やナイフは携行しているだけで罪に問われるのに、酸性物質はそうならないのは「法の抜け穴」だと指摘する。
「酸性物質の規制は適切な水準ではない」とシャーさんは語る。「もし酸攻撃を受ければ、警察は加害者が故意であったことを立証しなければならないが、それは極めて困難だ」
http://jp.mobile.reuters.com/article/idJPKBN1AK0F7
<瞼を失い眠ることさえ困難>
2014年12月のある日、自宅のドアを叩く音がして、そこからクリストフェロスさんの人生は大きく狂っていった。クリスマスプレゼントの配達だと思った彼は、普段通りドアを開けた。するとそこに立っていたのは見知らぬ男だった。「これがお前への贈り物だ」男はそういうといきなり、手にしていたビーカーの硫酸を彼の顔に浴びせた。
「着ていたTシャツは上から下まで、まるで消えていくようにぼろぼろに分解していった。そして言葉では言い表せない痛みが襲った」
クリストフェロスさんは事件当時と同じ家でいまも、妻と4歳の息子と暮らしている。
クリストフェロスさんは直ちに病院へと搬送されたが、医師は朝までもたないかもしれないと家族に告げた。その後も数週間、感染症の危険性から死の淵に立たされた。
体の他の皮膚を使って、クリストフェロスさんの顔面の90%は再建された。すでに12回ほど外科手術を受けたが、今後も受けなければならないだろうと彼は言う。
顔面の傷が収縮するのに伴って、これまでに瞼を3度失い、その度に眠れなくなったという。
「瞼がなくなるということはこれまで体験した中で最も耐えがたい苦痛だった。目を閉じることができず、光から逃れられないのだから」
犯人は家族が性的暴行の被害に遭い、復讐のため犯行を思い立ったという。だが住所を間違えて、クリストフェロスさんの家を訪れた。
有罪判決を受けた当初、犯人に言い渡された量刑は終身刑で、最低でも8年服役することとされた。
だがクリストフェロスさんは、犯人が上級審で禁錮16年に減刑され、8年服役した後に仮釈放される可能性ができたことを、後に知った。
「3人の判事が、犯人は社会にとって危険な存在ではないとの理由から、終身刑は減刑されるべきとの結論に達したという。そこが最も不可解な点だ。計画的な犯行だったというのに」
<身近な製品が凶器に>
酸性物質は、店頭でお金さえ支払えばだれでも簡単に購入できる排水溝やトイレの洗剤といった日用品にも含まれている。
ある調査によると、複数のウェブサイトで96%が硫酸でできた製品を販売しているという。硫酸はクリストフェロスさんの襲撃にも使われた物質だ。1リットルあたり15ポンド(約2200円)もしない。
「1リットルあれば10人かそれ以上の人生を破滅させることができる。そして誰でも買える」と、クリストフェロスさんは指摘する。
被害者の整形手術を務めたことがある医師によると、腐食性物質による傷は回復までに何年もかかり、数えきれないほどの手術を必要とするという。
治療が終わっても、被害者の人生には大きな傷跡が残る。
「外見の変形など一生回復できない傷となることもある」と語るのは、英国整形・再建・審美外科医協会の広報担当者であるピーター・ジェウルスキ教授。同教授は今年だけで20人の患者の治療にあたった。
事件後、クリストフェロスさんはけがのため、地元の起業家としての仕事を大幅に減らさざるを得なかったという。「酸攻撃の影響は、一生抱えていかなければならない」
以下、2chの反応
住所違いって…
人違い復讐ね……
まぶた失うとかいやや
>>2
仇討ちの人違いは絶対しちゃダメだろ
>>2
イギリスの終身刑って最低8年で出れるんだな。日本の無期よりぬるいな。
>>2
>「3人の判事が、犯人は社会にとって危険な存在ではないとの理由から、終身刑は減刑されるべきとの結論に達したという。
この判事頭おかしいんじゃね
>>2
一歩譲って住所は間違える事はありそうだが、復讐相手の顔も知らずに復讐ってアホかよ… 強盗の言い訳だろ
いきなり酸をかけられる国って怖すぎだろ
>>6
車でいちゃついてたアベックに農薬ぶっかけた事件がアルカニダよ。
>>6
昭和の時代にもあったわよ。
スターに浴びせてけがをさせたとか。
>>15
あの当時は便所掃除用という名目で、塩酸が簡単に買えたんだよ
こんなの目には目を 酸には酸をだわ
やられたら絶対に同じ目にあわせてやる
ホラー過ぎる
犯人の性格が終わってることはよく分かった
Googleの画像検索で「acid attack victim」って入れると悲しい
>>20
こりゃ殺人に相当するな うん、殺人罪だこれは
Andreas Christopheros でぐぐれば画像が見れる まぶたっというか顔全体が突っ張ってまぶたの弛む余地がなくなるのね
こういうのは、むしろ銃より残酷だから、重い罪にすべきだよな 戦争法でも相手の兵士を銃で撃ち殺すのはOKだけど、硫酸とかで溶かすのはNGだろう
日本では資格を持たずに買えるレベルって どれくらいの濃度なんだろうか 混ぜるな危険を合わせたら犯人のやる気次第で決まってしまいそうだが
>>76
無資格で所持できる希硫酸の濃度は10%未満だそうです。バッテリー液など意外と身近に存在するんですね。
酸は作りにくいが強アルカリは簡単にできるからなあ 日本でもこういう犯罪増えるかもね
まぶたの件は、アイマスクすればいいんじゃねえの?
俺は常にアイマスクを営業車に乗せている。
>>16
仕事しろって(笑)
この2chスレまとめへの反応
犯人は中東系
記事に書かれていないのは、それを書くと差別(笑)になるから
差別もクソも、実際移民で入り込んだ連中が強姦はするわ盗みはするわ強盗はするわ、逆に身内が他の男とヤろう物ならこうして酸で復讐しようとする
こんなイカれた連中を国に入れたイギリスが悪い
硫酸は薄いのでも簡単に濃縮できる。
所持を規制するのは難しいだろうし、酸が規制されても他のものが使われるだけ。
それでも、購入を難しくすれば多少は効果があるだろうな。
アイマスクつけても、眼球の乾燥による痛みには無力だろうしなあ…
きつすぎるわ…
人違いって顔に酸かけられるって…
胸が痛いわ