【科学】人工知能が小説執筆 文学賞で選考通過
小説を書く人工知能の開発を目指す研究プロジェクトの報告会が21日、東京で開かれ、実際に人工知能を使って書かれた小説が紹介されました。
このプロジェクトは人工知能を使ってSF作家、星新一さんの作風を受け継いだ新作の小説を生み出すことを目指して4年前から進められています。
21日に東京・港区で開かれた報告会には、プロジェクトに参加する人工知能の研究者らおよそ150人が参加しました。
報告会では、プロジェクトを統括する公立はこだて未来大学の松原仁教授が現状を紹介し、人工知能を使って書いたショートショート4作品を星新一さんにちなんだ文学賞、「星新一賞」に応募したところ、受賞はならなかったものの一部が一次選考を通過したことを明らかにしました。
松原教授は「一次選考を通過したことは快挙だ」としながらも、「現在の人工知能ではあらかじめストーリーを決めるなど人間の手助けが必要な部分が多く今後、さらに研究が必要だ」と述べました。
また、応募作に使われた人工知能を開発した名古屋大学の佐藤理史教授は、「人工知能が一から小説を書いたと言い切れるまでには至っていないが、数千字に及ぶ意味のある文章を書くことができたのは大きな成果だ」と述べました。プロジェクトでは今後、ストーリーを自動で作り出す人工知能も研究していて、2年後をめどに人工知能が小説を書き上げることを目指すということです。
■つながりのある文章書く能力を重視
小説を書く際にはストーリーを考え出す能力と、そのストーリーに沿って文章を書く能力の2つの能力が必要となります。
今回、星新一賞に応募した人工知能の一つでは、つながりのある文章を書く能力を高めることが重視されました。
応募作では冒頭に「その日は、雲が垂れ込めた、どんよりした日だった。部屋の中は、いつものように最適な温度と湿度。洋子さんは、だらしない格好でカウチに座り、くだらないゲームで時間をつぶしている」と書かれています。
この文章を作り出す際にはまず、人間が冒頭の文章に「いつ」「どんな天気で」「何をしている」という要素を盛り込むように指示します。
どんな天気で、何をしているのか具体的な指示はしません。すると人工知能が関連のあることばを自動的に選び出し、その日が、「どんよりとし」ていたことや、部屋の中は快適であるなどの要素を文章の形に整えて表示します。
このとき、仮に人工知能が「風が強い」天気を選んだ場合にはそれに合わせて、その次の文章も「窓を締め切った部屋」などと自然な文脈となるように自動的に調整されます。
これを繰り返すことで意味のつながる長い文章が書けるようになったということです。一方でストーリーについてはまだ人間が細かく指示しなくてはなりません。
応募作ではヒマをもてあました人工知能が、「小説」と称する数字の羅列を考え出すのに没頭し仕事をしなくなるというストーリーになっていますが、物語の流れは人間が考え、それに沿って人工知能が文章を書いたということです。
■「これだけの作品が来るとは」
今回の星新一賞には、人工知能が関わった小説合わせて11作品の応募があったということです。
審査員を務めた作家の東野司さんは「これだけの作品が来るとは思っていなかった。ストーリーを練り込めばさらに上の選考を通過する可能性も十分にあると思う。SF作品を書いている立場としていつか、人工知能が人工知能のための小説を書く日が来るのではと楽しみにしている」と話していました。
■松原教授「ようやく小説らしい形に」
今回のプロジェクトを統括している公立はこだて未来大学の松原仁教授は「ようやく小説らしい形にして応募するところまできたが、現時点では貢献度としてはAIが2割で人間が8割というのが実感だ。今後、ことばを自由に操る人工知能を開発することで人間がどうやって小説を生み出しているのか人間の創作活動の仕組みをより深く理解することにもつながるはずだ」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160321/k10010451071000.html
>>1続き
■急速に発展する人工知能
AI=人工知能は最近、急速に発展しています。先週、アメリカのIT企業グーグルのグループが開発した人工知能が囲碁で、世界トップレベルのプロ棋士に勝利し、大きな話題となりました。
また、私たちの生活の中で、すでに利用が始まっているものもあります。例えば、インターネットの画像検索やスマートフォンの音声認識の技術には人工知能の技術が使われています。また、人工知能を搭載したロボットが店頭に立って来客の案内をする姿も見かけるようにもなりました。さらには、車の自動運転も実用化に向け、すでに試験が始まっています。
こうした人工知能の進歩に拍車をかけたのは、「ディープラーニング」と呼ばれる新しい技術の開発です。人間の脳の仕組みをヒントに作られたこの技術は、コンピューターに人間が詳細な命令を与えなくてもみずから答えを探し出すもので、学習すればするほどより精度の高い判断ができるようになります。この技術によってこれまで人間にしかできなかった複雑な判断が必要な分野にも人工知能が応用できると期待されています。
■人工知能で創作は可能か?
さまざまな分野に応用される人工知能ですが、今、注目を集めているのは、「創作」の分野です。
小説を書いたり、音楽を作曲したりといった創作能力はこれまで、人間にだけ備わっていると考えられてきました。しかし、すでに音楽の分野では「曲調」や「曲の長さ」などを入力すると自動的に作曲をする人工知能が日本の大学やアメリカの企業によって開発されています。
また、人間の体のパーツや構造のデータを組み合わせて自動的に絵画を描く人工知能や人間が描いた絵に新たな要素を描き加えて絵を描くのを支援する人工知能なども開発されています。
一方、文芸の分野では俳句や和歌などの短い文章を書くことのできる人工知能は開発されています。
しかし、小説は文章をつなげて意味の通った物語にするだけでなく、さらに展開やおもしろさなども考える必要があります。人間の手を借りることなく、小説を一から書き上げることのできる人工知能はまだないのが現状です。ただ、この先、人工知能が急速に発展していけば人を感動させたり、おもしろがらせたりする作品を作ることができると考える研究者も多く、開発に向けて日々試行錯誤が続いています。
(終わり)
2015年12月の読売新聞に掲載されたAIに学ばせて創った小説
以下、2chの反応
すごいなあ
一次も通ったことない俺は尊敬する マジリスペクトだぜ
小説書けるって俺より賢いな
俺が一次審査に受かる事は絶対に無理だな・・完全に降参
ドラえもんの道具に自動でマンガを描く機械があったけど何十年後かに実現するかも
著作権はプログラマーにあるの?
>>14
たぶん、プロットなどのデータを入力した人 作曲ソフトやボーカロイドなどと同じ扱いになると思う
20年後はほとんど職種が人工知能にとってかわれてるだろうな
人類は進化を止め上位互換の知性を生み出した
ターミネーター待ったなし
審査も人工知能にやらせたら
一次選考をやるAIを作る方が見込みがありそうなもんだが
aiが書いて、aiが選考するようになるな。 あれ?人間する事ないじゃん。 読むだけか。
AI作曲ではバッハやモーツアルト風の曲を次々に発表しているけどもう本物と区別できないレベル。
自然な文脈の長文を生み出せるというのがすごいな
クイズ番組に出たAIなんかも問題の文脈を読み取る技術が一番難しいと言われてたし 進歩して応用すれば人との対話の発展にもつながるのかね
もう作曲なんかでも似たような事出来るからな
>>51
ダンスミュージックは簡単にできそうやね。他のもなんとかなりそう。
ダンスミュージックどころか>>52みたいに人間よりよっぽどモーツァルトらしい曲が作れる
この賞の一次選考ってよほど酷くない限り通るよ
主催者にもよるけど一次選考ってのは、あくまで規定通り書かれているかどうかだけで、実際はほとんど通るよ。
一生懸命書かれたものを一次選考で落とすのは忍びないし、落とされたらショックだろうから、あえて一次はほぼ全作品通す。 本番は二次選考から。
星新一賞の主催が日経だってとこがみそ
前もってロボットが書いたんですと言っておけば、日経としてはウハウハで選考通すでしょ んなの芥川直木賞で美人のネーチャンが受賞する近年の傾向とどこが違うのか
閉ざされた文学選考にはマッチポンプがあるのを忘れてはいけない
これ、プロットは人間が考えてて 人工知能はそこに言葉を当てはめただけだから 強いて言えばプロット考えた人が凄かっただけだぞ
将棋や囲碁は勝ち負けの判断が機械的だからAIが勝てるが、 小説の評価は人間の感性なので、当分無理でしょう。 人間よりも人間的なAIが出来るまでは
人工知能という言葉が一人歩きし始めているな♪
作品を作る上で、一番しんどいのがネタで 文面は寧ろ少し崩れた方が味がでる 俺が生きてる間はミクが限界だろうな
体のない人工知能に 家とか窓とか理解できるわけがないので 言葉をランダムにつなげた文章しか書けないのです
>>91
そのとおりだよな。あと20年で人間の仕事のほぼ半分を機械が肩代わりするっていわれてるけど 物書くってのは人の味の部分もあるから、最後まで残ると思うよ
つか、AIにまともな文章かけるようになるにはAIに個性が必要だから100年はかかるんじゃね
>>96
いいこと教えたる
10年前に人工知能が人間のプロに勝つのに あと100年掛かるって言われたのが今年勝ったんやで
>>107
囲碁と言語を一緒にしたら困る
そもそも言語とは決められた言葉の中で、日本語でいえば50いくつかの文字を 母音と子音でつなげてそれを読者にわかりやすく伝えるってものだわ
囲碁で100目の100目の選択肢があっても言語表現の選択肢は、その数乗倍あるってjことだ
まず明確な論理で空間を埋める以後よりも、不明確な言語で読み手の感情を抑え、時には高ぶらせるほうが 天文学的に難しい
脳を考えたときに 目とつながってない脳の部分が目の扱ったことを扱えるから 人工知能もなんでも扱える気がする。
>>92
夢は脳の記憶だけで色んな映像や感情を作りあげる。それぐらいなら人工知能でもすぐ作れそうな気がする。
夢はしばしば論理整合性が無いストーリーにはなるが、あえて夢の支離滅裂さを模倣した作品も現実にあるぐらいだから、許容範囲だろう。
いくつも伏線張って回収するような論理的な構成の作品は、まだ当分作れそうにないけど。
問題
作者の心境を述べよ
人工知能による自動作曲
この2chスレまとめへの反応
音楽はもう芸術としてネタ切れしてるからな
新進気鋭の現代音楽が一般に受け入れられず、過去のロマン派あたりを二番煎じするしかなくなってる時点でAIによる自動作曲で十分
美術や文学は詳しくないから知らんけど、一般人に受けるパターンの解析さえできればAIが活躍するのも十分可能だろうな
鈴木邦夫には突っ込みなし?
>>96
いいこと教えたる
10年前に人工知能が人間のプロに勝つのに あと100年掛かるって言われたのが今年勝ったんやで
↑
じゃあAIに仕事奪われるのは2年後かw
大体プログラム(頭脳)だけ出来た所で大半の仕事には体がいるだろ
人間並みの動きが出来るロボットが10年単位のうちに採算ベースにのって数千万台規模で普及するのか?
んな馬鹿な
※2
邦男な