米空母「実は北朝鮮に向かっていなかった」判明までの経緯
<挑発を続ける北朝鮮に対する威嚇のため朝鮮半島近海へ向かっていたはずのカール・ビンソンが、実は逆方向に向かっていた――。衝撃的なニュースが伝えられたが、なぜこんなことになったのか>
シンガポールから朝鮮半島近海へ向かっていたはずの米原子力空母カール・ビンソンが、実は逆方向に航行していたことが4月19日までにわかった。この1週間、北朝鮮情勢は緊張が高まっており、米朝戦争突入かとまで騒がれてきたのに、いったい何が起こっているのか。
CNNは、国防総省とホワイトハウスの間に連絡ミスがあったとの見方を伝えている。これだけ緊迫した状況下で本当にミスだったのか。ドナルド・トランプ大統領が得意とする「ディール(交渉)」の一環で流した錯乱情報なのか。日本や韓国の当局者は知らされていたのか――。
謎は多く、日本時間19日午後6時現在でまだはっきりした原因はわかっていないが、スレート誌の記事などを参考に、これまでの経緯を振り返る。
■1月5日
カール・ビンソン(搭載機数90機)を中心とする第1空母打撃群が、予定どおり米西海岸のサンディエゴから西太平洋に向けて出港。他にミサイル駆逐艦のウェイン・E・マイヤー、ミサイル巡洋艦のレイク・シャンプレインなどで編成されている。
■4月5日
北朝鮮が弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射。
■4月6~7日
フロリダ州パームビーチで米中首脳会談。トランプ大統領と習近平国家主席は北朝鮮問題について議論したとみられている。
■4月6日
米軍がシリアの空軍基地を攻撃。アサド政権が反体制派の拠点地域で化学兵器を使用したとみられることへの対抗措置で、59発の巡航ミサイルを撃ち込む。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の金正恩政権に対するメッセージでもあるとされていた。
■4月8日
シンガポールを出港したカール・ビンソンを中心とする打撃群が、オーストラリアに寄港する計画を変更し、北上して西太平洋へ向かうよう命じられたとの米太平洋軍司令部の発表をCNNが報じる。「西太平洋でのプレゼンス」を高め、「地域の最大の脅威である」北朝鮮に対する牽制が目的と米軍当局者は語っていた。
これを機に、日本を含む各国で朝鮮半島危機に関する報道が過熱していく。
■4月11日
ジェームズ・マティス米国防長官が記者会見で「特定の要求や理由があるわけではない」としつつも、カール・ビンソンが「西太平洋に展開されているのには理由がある」と説明。オーストラリア海軍との合同演習は中止になったと発言(後に国防総省が、中止されたのは演習ではなくオーストラリアへの寄港だと訂正)。
ショーン・スパイサー米大統領報道官も、カール・ビンソンは「日本海方面へ向かっている」と発言。
アメリカによる先制攻撃の兆候があれば米本土にも核攻撃すると、北朝鮮が機関紙で警告。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7446_1.php
■4月12日
トランプ大統領がFOXテレビのインタビューで、「艦隊を送り込んでいる。とても強力だ。潜水艦もだ。こちらも強力で、空母よりもずっと強力だ」と語る。
■4月13日
北朝鮮の核実験が差し迫っているとの確証が得られた場合、米軍は通常兵器で先制攻撃する準備を進めていると米NBCが報じる。15日の太陽節(北朝鮮建国の父、故・金日成総書記の生誕105周年)に向け緊張がさらに高まる。
カール・ビンソンのシンガポールから朝鮮半島近海への航行には1週間以上かかるため、15日に合わせて派遣されているとみられていた。
■4月15日
平壌で太陽節を祝う軍事パレード開催。金正恩自身も姿を現し、新型とみられる長距離弾道ミサイルを含む複数の種類のミサイルが公開される。懸念されていた核実験やミサイル実験は実施されず。
■4月16日
北朝鮮がミサイルを1発発射。発射直後に爆発し、発射実験は失敗に終わったと米韓は発表。マイク・ペンス米副大統領が訪韓。
読売新聞が日本政府関係者の話として、朝鮮半島近海へ向けて航行中のカール・ビンソンに対し、「中国とロシアがそれぞれ情報収集艦を派遣して動向を追尾している」と報道。
■4月17日
15日付けのカール・ビンソンの写真を米海軍が公表していたと、軍事情報誌ディフェンス・ニュースが報じる。朝鮮半島近海ではなく、インドネシアのスマトラ島とジャワ島との間のスンダ海峡を南方に抜け、インド洋に向けて航行している写真だった。
■4月18日
「実際には朝鮮半島に向かっていなかった」と米メディアが報じ始める。カール・ビンソンはインド洋でオーストラリアとの合同演習を終え、現在は「指令どおり、西太平洋に向かっている」と米太平洋軍が説明。
ホワイトハウス当局者はニューヨーク・タイムズに「国防総省からの助言を当てにしてきた」と釈明。太平洋軍によるタイミングの悪い初期の発表や、マティス国防長官による説明ミスなどが積み重なって、朝鮮半島へ向けて航行中との誤ったストーリーが広がったのだという。
◇ ◇ ◇
謎はまだ多いが、おそらくはトランプ政権内での伝達ミスに、メディアによる過熱報道が加わって、誤まった情報が拡散していったのではないか。ただ問題は、朝鮮半島危機が終わっていないことだ。
今ごろは北朝鮮当局者も「空母がまだ到着していないこと」を知っているはず。これから事態はどう動くのか。カール・ビンソンは今月中には朝鮮半島近海に入るとみられている。
以下、2chの反応
>>2
これが偽情報で、実は油断させといて 核実験やったところで総攻撃開始かも。
カールロビンソンはいつ来るの?
また騙された(´・ω・`)
戦争回避したの?
>>83
朝鮮半島に空母が向かってる最中だよ
↓が最新の情報 到着は来週前半
http://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-carrier-spicer-idJPKBN17M02D
[ワシントン19日ロイター]
米ホワイトハウスは19日、トランプ大統領が朝鮮半島に派遣したと明らかにした米軍の空母打撃群が 実際には逆方向に航行していた問題について、到着日を示したことはなく、 現在は朝鮮半島に向けて航行中だとして、誤解を招いていないと釈明した。
~中略~
ホワイトハウスのスパイサー報道官は 「大統領は、われわれは朝鮮半島に向かう大艦隊を備えていると発言した。それは事実だ。(実際に)それは起きている」 と語った。
報道官は、艦隊の配備計画に関する質問への対応は国防総省に委ねた。
米の空母艦隊 来週前半にも日本海に入る見通し | NHKニュース
www3.nhk.or.jp/news/html/20170420/k10010954751000.html
11 時間前 – アメリカのホワイトハウスは、空母カール・ビンソンを中心とする艦隊が現在、朝鮮半島に向けて航行していると説明しました。
遠回りになるが、南シナ海を通るルートを避けて 一旦インド洋に出て、東進、アラフラ海(チモール海)あたりから北上するルートを選んだだけじゃねえの?
最短ルートだからって、米海軍が南シナ海を通るルートを選択する訳無いだろ できるだけ中国に艦隊の航行状況を知られないようにするのは当然のことじゃね?
>インドネシアのスマトラ島とジャワ島との間のスンダ海峡を南方に抜け、インド洋に向けて航行している
そのスンダ海峡を南方に抜けるとすぐに(同盟国の)オーストラリアの防空識別圏に入るからな(オーストラリア領のクリスマス島やココス諸島が有る)普通ここを通るだろ
米海軍は至極当然の移動をしているのに、それをマスゴミが「北朝鮮に向かっていない」だなんだと言ってるだけだろ
情報戦でしょ
カリアゲチキンが15日に怯えて何もしなくなっちゃったじゃん
今から向かうらしいわ
直進で進んだら中国や台湾を刺激するかららしい
実は幹部が沖縄旅行満喫したいから延長してもらったんだってさ
今出ました~
蕎麦屋の出前みたい(´・ω・`)
今向かってますって蕎麦屋の出前芸か
こうどなじょうほうせんだなあ
今度から現着してから発表しろバーロ
で、………開戦はいつなん?明日にも開戦!から何日過ぎたと思ってんだ? 爆撃すらないぞ? 総理にいたっては注意を促したその日に芸能人と花見だぞ?
>>42
日本が平和で良かったじゃない 何か問題があるのか?
>>42
どの道、28日までは世界中からジャーナリストが招待されてるから攻撃は出来ない。 これは最初から分かっていたこと。
とりあえず北朝鮮は何に怯えて何のためにミサイルうったんだ…w
>>43
そんな事分かんないの?
ジョンウンの面子に決まってるだろ でも成功させたら万が一の米の攻撃 が心配だからわざと失敗させたんだよ
>>65
いや、それくらいはわかるから大丈夫
トランプってビジネスマンだから、ハッタリの使い方が 案外、上手なのかもしれない
政治家は、そのハッタリを勘違いして利用する人が多いからさ ハッタリと脅しを勘違いしてるから問題になるんだよな
でも、原潜や特殊部隊は近海にはいるだろうね 無人航空機があるから、今は空母打撃群でなくても攻撃可能だから
北チョンがミサイル撃ってたまに失敗するのはいつものこと。 ただの構ってちゃんだろ?
同じミスを2回か3回繰り返したあとで本当の作戦が来るとかかな
えーでは幸福実現党が約10年前に作った映像をご覧ください(´・ω・`)
バレーボールして核実験室前で平和アピール 僕たちが核なんて撃つわけがないじゃないかーやだなーw(´・ω・`)
つーか、これ、逆にアメリカのブラフじゃね? カール・ビンソンが向かっているとしたら、北がどういう態度をとるのか、 アメリカが北を試したんじゃねーの?
今回分かったこと
報道も発表も信用できない
空母の位置など教えるはずがない