淡々と画像を貼るスレ 世界記録・ギネス記録編
<宇宙一>
「宇宙一」というのは基本的には宇宙一かどうかは問わずに用いられているので宇宙一を示す必要はない。これらは人類がいる位置で現在のところ観測されている範囲内について、しかも網羅的でない不完全な観測に基づいて、かなり大胆な推定で語られている。
■宇宙一大きい直径を持つ恒星
[1-A]ウェスタールンド1-26(Wd 1-26)半径1,951~2,544(太陽 = 1)
今まで見つかった星のなかでも最大級の大きさを持つが、非常に不安定で半径は大まかにしか分かっていない。また、サイズの推定に使った変数は明らかでないそうで、参考値程度になると思われる。また、変動値によるが「いっかくじゅう座V838星」(半径1140~1940)も最大の恒星として可能性が挙げられる。
[1-B]はくちょう座V1489星(V1489 Cygni/はくちょう座NML)半径1,650(太陽 = 1)
はっきりとわかっている中では最も大きな恒星。直径約23億km。地球から約5250光年にあり、等級は16.60とかなり暗い。表面の重力は太陽の約80000分の1、地球の約2900分の1しかなく、重力による束縛が極めて弱い表面から年間で1兆×4000億tの物質が放出されている。
なお、最大の星とされていた「おおいぬ座VY星」(半径2,100)は推定値が見直された結果、6番目に順位が落ちた(1420±120)。
Wd 1-26
V1489 Cygni
>>393
はくちょう座V1489星の画像が違うっぽい(地球のとこ太陽と勘違い…)同じくらいの大きさのおおいぬ座VY星の比較画像がコチラ。
>>394
でかすぎィ!
■宇宙一大きい質量を持つ恒星
R136a1
質量約265(太陽 = 1)
大マゼラン雲に存在するかじき座30星雲(通称「タランチュラ星雲」)の中心近くにある超星団「R136」に属する恒星。天文観測史上最大の質量を持つ。
他の大質量星と同様、極めて寿命が短いと予想されているが、最後は極超新星、とりわけ「対生成型超新星爆発」の候補と考えられ、ブラックホールすら残さず吹き飛ばされるのではないか?と考えられている。
■宇宙一のブラックホール
[1-A]OJ287のブラックホール
約106,310,000,000km 質量:太陽の180億倍
OJ287はほぼ一定の周期で爆発的な増光を見せる、とかげ座BL型の活動銀河核(ブレーザー天体)。中心部には以前に知られていた最大のものより6倍以上も大きい超巨大なブラックホールがある。
[1-B]NGC4889のブラックホール質量:太陽の60億~370億倍
NGC4889(Caldwell 35)はかみのけ座にあるクラス4の超巨大楕円銀河。2011年12月時点で直接観測された最も大きいブラックホールが存在する。質量は太陽の60億~370億倍といわれるが、推定約210億倍程度だそうだ。
OJ287
NGC4889
■宇宙一の銀河
IC 1101
直径約600万光年
直径は600万光年と、銀河系の60倍ほど大きい。およそ100兆個の恒星で構成されており、これは銀河系の300倍以上の数であると考えられている。IC 1101のような巨大な楕円銀河は、小さな銀河同士の衝突によって誕生すると考えられている。
■宇宙一の構造
ヘルクレス座・かんむり座グレートウォール 長さ100億光年 幅72億光年
2013年11月に発見された宇宙の大規模構造。観測可能な宇宙の10.7%に相当する。現在の理論では、「ビッグバン以降に宇宙で発生した衝撃波が現在の宇宙の大規模構造を作る素になっている」とされている。
それによって生じる大規模構造の大きさは「約12億光年を超えない」とされているが、グレートウォールはこれよりはるかに巨大である。また、宇宙は大きなスケールで見れば均一であるという宇宙原理にも反する。
■観測可能な宇宙(Observable universe)
約930億光年
地球から可視宇宙(宇宙光の地平面)の端までの共動距離は、あらゆる方向に465億光年。よって可視宇宙は直径で約930億光年の球体ということになる。
ビッグバン宇宙論で言う「観測可能な宇宙」とは、ビッグバン以後のどの時点でその物体から放出された信号であっても、それが光速で進んで、現在の観測者のもとに届くまでに十分な時間があるような球状の空間領域を指す。
■宇宙一大きなロボットアニメの機体
超天元突破グレンラガン
全長1500億光年以上
「螺巌編」に登場した、天元突破グレンラガン(全長約52.8億光年)を超える最後のグレンラガン。テレビ番組「スパモク!! プロQ~なるほど!プロが認めるベスト1総力取材しましたSP」では最強のロボットに選ばれた。
→超天元突破ギガドリル 全長1.5兆光年以上
超天元突破グレンラガンが放つギガドリルブレイク。大量の多次元宇宙を破壊する威力を持つ。
ロボットの大きさ比較(元動画はニコニコ動画に存在。ニート運送氏が製作)
Nikonが提供している大きさのスケール(尺度)を観察するコンテンツ
http://www.nikon.co.jp/channel/universcale/
■宇宙最多の物質(仮定)
ダークマター(Dark Matter/暗黒物質)
[1]宇宙の74%
[2]宇宙の26.8%(+ダークエネルギー68.3%)
天文学的現象を説明するために考えだされた、「質量は持つが、電磁相互作用をしないため光学的に直接観測できず、かつ色荷も持たない」とされる仮説上の物質。
「銀河系内に遍く存在する」「物質とはほとんど相互作用しない」といった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、未だ不明な部分も多い。
ポアンカレは1902年、著書「科学と方法」で、「暗黒なる物質はない。少なくとも光る物質程にはない」と記している。
暗黒物質が存在する場合、その質量により光が曲げられ、背後にある銀河などの形が歪んで見える「重力レンズ効果」が起こる。2007年、銀河の形の歪みから重力レンズ効果の度合いを調べ、そこから暗黒物質の3次元的な空間分布を測定することに日米欧の国際研究チームが初めて成功したことが科学誌「ネイチャー」に発表された。
■宇宙最大の爆発
ガンマ線バースト(GRB)
熱量:8.8×10^54ジュール(エルグ)以上(超新星爆発約9000個分)
宇宙で最も光度の高い物理現象。太陽の数十倍~数百倍以上の質量をもつ恒星が、一生の最後に起こす大爆発(極超新星爆発)が原因と考えられている。
1967年、アメリカの核実験監視衛星「ヴェラ」によって発見された。これは米ソ冷戦下におけるアメリカの核爆発探知による偶然の産物だった。
GRBでは、ガンマ線が数秒~数時間にわたって閃光のように放出され、そのあとX線の残光が数日間見られる。この現象は天球上のランダムな位置で起こり、1日に数回起きている。
→GRB 130427A
観測された中で最大級のガンマ線バースト。「130427A」は「2013年04月27日に起きたA番目(1番目)のGRB」という意味になる。
このGRBは元々の放射エネルギーが最大級だった上に、距離38億光年という異例な近場で発生したため、過去最も強いガンマ線と明るいX線残光、可視光残光が観測された。