時間が巻き戻ったパラレルワールドに来た話を聞いてほしい
タイトル通り、ゆっくり書いてく
俺は親にとって出来損ないだった
高校受験に失敗して適当な私学に入学、大学は底辺、何もかもやる気が出なくて授業をサボってバイトとゲーセンに通ってた。
当然単位は落とし、親は激怒した。国立大学出の両親からしたらそんな子供耐えられなかったんだろう。
高校受験に失敗した時からどこで育て方を間違ったかって両親は何度も喧嘩してたし、お前なら大丈夫だと思っていたのにどうしてこんなに出来が悪いんだと耳が痛くなるほど言われた。
終いには父は俺の遺伝子が入ってないんじゃないかと母親の浮気を疑いだした。一瞬で親子だとわかるくらい親父と俺はそっくり(父友人談)らしいのに
もう何もかもやる気がなくなっていて、大学1回生が終わるころにはこんな勝手なこと言ってる両親いなくなればいいのにって思考から、いや、俺がいなくなろう!って前向きになった。
しかし、死ぬ前に俺が今まで感じてきたもやもやした感情を誰かに話したくなった。最後にすっきりして死にたかったからだ。
俺が話し相手に選んだのは中学時代にお世話になった塾の先生だ。ここでは塾長と呼ぶことにする。塾長は面白くて勉強以外にも新聞紙を山で遭難した時に体に巻くと暖かいとか色んなことを教えてくれたし、謎の人脈を持っている、とにかくすごい人だった。
最後に話をするなら塾長だと思うくらいには俺にとっては凄い人だった。
俺は久々に塾に行った。久々に塾を訪ねた俺を見て塾長は何か察したようだった。用件も言ってないのに「9時30分には塾を閉めるつもりだから待ってろ、長くなるんだろ?」って応接室に入れてくれた。やっぱり塾長は凄い人だなぁって思った。
応接室に入ったのはいいものの、すぐに手持無沙汰になった。携帯をいじっているのも何か悪い気がして何もせずにボーっとしてた。
そして気が付いたらすごく眠くなっていたのを覚えてる。
トイレに行きたくなってハッと目が覚めた。何時間も寝てたようなすっきり感があったからやばい、もしかしたら塾長を待たせてしまっているかもと思い、応接室を出た。応接室の時計は壊れていて時間が確認できなかったからだ。
塾長はまだいて、生徒もたくさん残っていたからそんなに寝ていなかったことが分かったホッして、「すいません、まだ時間じゃないですね」って言って俺は応接室に戻ろうとした。
しかし、塾長に「誰だ?いつからそっちの部屋にいた?」キツイ口調で言われた
「は?」って思った。突然ボケがはじまったのかと思って「何言ってるんすかwwwさっき塾長が待ってろっていたじゃないですかww」と笑いながら言ったしかし塾長は厳しい顔つきのまま「そんなことは言っていない、今仕事中だし迷惑だ帰れ」なんて言う。
その剣幕におされて、「お、おう」って腑に落ちないまま外に出た。そこでふと空が明るいことに気が付いた。俺が塾に行ったのは20時ごろ、それから寝ていたわけだからこんなに明るいわけがない。何が起きているのか全く分からなかった。
塾に戻れるはずもなくコンビニでも行ってマッカン飲んでいったん落ち着こうと思って国道沿いを歩いていたとき、ふと、国道沿いの公園にある時計が目に入った。16時40分を指している。おかしい。コンビニについて時間を確認した16時43分。やはりおかしい。
訳が分からない。しかもポケットに財布が入ってない。マッカンも買えない。畜生め。
マッカンをあきらめてコンビニを出た。時間がおかしいことも気にかかるが財布の方が大事だ。俺はとりあえず交番に行くことにした。降ろしたてのバイト代が財布に入ってるからだ。交番で書類を書かされた。日付の記入の為に交番の電波時計をみた。
012年の文字が映っている。二度見した。2012年。何度見なおしても2012年。おかしい。今は2017年だ。おかしいのは俺なのか?
「お巡りさんこの電波時計日付おかしいですよ。」と思わず言った。
お巡りさんは時計を確認して、不思議そうな顔して「日付はこれであってます。」と教えてくれた。
書き途中の書類を見て中学生がこんな大金持ち歩いてちゃ駄目だよ。とご丁寧なアドバイスもくれた。でもそれ以上に頭がおかしくなりそうだった。
どうしたらいいのかわからなくなって国道ずっと歩いてた。頭の中ぐるぐるだしマッカン飲めないし意味わからんしで、でも結局歩くのに疲れてきた道戻った。そしたらスーパーの袋ぶら下げた母親に会った。
なんか母親に会えたらすごく安心した。少しだけ冷静になれた。
で、「その荷物重そうだから持つよ。」って言った。
母親はすごくうれしそうな顔してありがとうって言った。お言葉に甘えるとか言って軽そうな袋の方を渡してきた
いいからって言って重そうな方の袋無理やり持った。
そしたら母親はすごくうれしそうな顔した。母親の笑った顔なんて見たの久しぶりに見た。
家だといつも出来損ないだの言われてたから
帰り道母親はずっと嬉しそうな顔してた。でも、俺にとっては違和感しかなくて困った。一緒に家帰るのなんて何年振りなんだろうとか思って懐かしくなった。
しかし、一緒に歩いてた母親が家と違う方向に歩き出した。
びっくりして「家こっちじゃないだろ?」って言ったら母親がすごく不思議そうな顔した
「なに言ってるの?荷物持つなんて言い出したからちょっとおかしいと思ったけど、やっぱりおかしい」
ふざけるな人の好意をなんだと思ってるんだこいつ。俺はむっとしたけど結局母親について行った。
家族のお荷物が荷物持つ
>>26
誰がうまいこと言えと
ついた先はマンション。知り合いの家に届け物でもあるんだろうと納得した。
しかし、ついた部屋には家の表札。結構珍しい名字だから同姓の他人というわけではなさそうだった。
この時点で頭の中に疑問符ばかりだった
時間が戻った上にパラレルワールドかよ
俺の家は一軒家だったはずだ。俺が生まれると手狭になるからとマンションから引っ越したって話を何回も聞いた。
そもそも普段仕事で帰宅は20時以降の母親がゆうがたにいるのもおかしい。「仕事は?」て聞いたら今日のパートは15時上がりなんだと
公務員て副業ダメなはずだろネタ乙wwwって言ったら、「私が仕事辞めて何年たつと思ってるの?」しかも公務員だった時のこと話たことあったっけ?
なんて言い出して意味が分からなくなった。
取りあえず自分の部屋はどこだと思って家の中探した。
部屋数少なかったからすぐ見つかった。一番奥の部屋だッた。机の上に置いてある教科書みたら中学の時の教科書。すごい懐かしくなった。
中学の時の制服も置いてある。ここで、なんとなく自体が飲み込めてきた。
俺は受験の前に戻ったんだと。
母親はよく、妊娠した時父親が働くのをやめろって言わなかったせいで公務員を続けてる。
当時は寿退社が当たり前だった。と言っていた。
もしかしたら、こっちの世界は寿退社した場合の世界なのかもしれないと何となく思った。
晩御飯は凄い豪華だった。いつもは白飯に冷凍のおかず2,3品なのに手作りのグラタンにサラダ、魚のムニエルまでついてた。おいしかった。
わけわからんけどそのまま飯食って寝た。
次の日また問題が起きた。
学校に間に合わないと起こされたが、何を持ってけばいいのかわからない。
適当全部教科書入れた。学校の場所は変わっていなかったが、下駄箱がどこかわからない。
どこに靴を入れたらいいのかわからない。クラスの場所もわからない。座席もどこかわからない
昨日からわからないことだらけだった
そんな中、中学の時仲良かった工藤に会った。
工藤とは三年間同じクラスだったから工藤についていけばとりあえず何とかなる。工藤が神に見えた。
下駄箱で、さりげなく俺の上履きどこだっけ?って聞いたらお前の出席番号わからないんだから知るか?と言われた
俺も俺の出席番号わからない。
結局一つ一つの上履きの名前確認する羽目になった。
正直担任の名前覚えてないし、クラスの大半の名前もわからなかったから、親しげに話しかけられてもなんて返したらいいのかわからなかった。
久々に食べた給食はおいしかった。
そして、学校生活が始まって2週間後、進路表が返ってきた
それくらい違う世界なら開放的に生きられそうだ
進路表に書かれていた学校名は地元では有名な偏差値30代の公立高校、間違いなく俺の字、親のサインつき。
この世界の俺はとんでもないくらいアホだと分かった。
というより、部屋に置いてあるのは見たこともない漫画ばかりだったし、大好きで小遣いでちょっとづつ買った井坂氏の小説ないし、ノートほとんどとってなかったし でなんとなく気が付いてはいた。
進路表についてた模試の結果にも唖然した。偏差値34なんて初めて見た
そもそも10月なのに過去問集すらないことに気が付いた。
俺は地元の公立のに落ちて偏差値62の私立の特進に進学→三流大学って流れで大学生やってた。
中学生で偏差値34なんて何やってたらこうなる?とんでもない
アルファベット全部書けないレベルやんけ
>>47
工藤に聞いたら俺、アルファベット全部言えなかったらしい。
兄貴が学費の馬鹿でかい私立に通っているせいで、俺は公立に行かなきゃいけないのはなんとなしに気が付いていたし、母親が働いてない分家には金がない。
それで偏差値34とか高卒低賃金になる未来しか見えない
素直に勉強しなきゃって思いに駆られた。勉強しなきゃって焦るのは初めてだった。父に頼んで金をもらい過去問を買った。突然勉強やる気になって驚いてた。
国語、英語、数学は普通に解けた。中学の勉強って本当に基礎だし簡単だということに気が付いた。
問題なのは理科と社会だ。
シダ植物とかコケ植物、そんな分類覚えてるわけがない。
社会も同様で、元寇が何年とか全然わからん。暗記は時間がかかる、この時期からで間に合うわけがない。
それに、最低でも偏差値55くらいの学校に行きたい。進路表を訂正して提出したら担任に鼻で笑われた
高校の偏差値と大学の偏差値の差はおおよそ10くらい、偏差値55だったら偏差値45くらいの大学レベル。つまり高校で頑張ればまだやり直しがきく
担任はお前の内心で行けるわけwwwwと笑っていた。
実際過去の成績表見せてもらったら2と1ばっかりでかなり動揺した
さあここからイッチの挽回なるか?
親も呼ばれて話し合いになった。
結果一次試験は偏差値55くらいの高校を受ける。駄目だったら二次で偏差値30代の高校受けることに決まった。
どうせ二次でもその高校は定員割れしてるから大丈夫だと言われた。
俺は理科と社会に全力をつぎ込んだ。授業は受けずにずっと暗記してた。もともとちゃんと授業受けてなかったらしく先生たちからはスルーされてた。そこはすごくありがたい
最後まで担任にお前は受かるはずがないと言われ続けた。
でも俺には自信があった。自分から勉強し始めたのはこれが初めてだったし、ほかの誰よりも勉強した。
面接では病気だったことにして内申の低さをごまかしつつ今までの努力を口八丁手八丁ごまかした
結果は合格だった。
担任は手のひらを返したように態度が変わった。職員室であいつをまともにしたのは俺だと言いふらしていたらしい。工藤が言っていた。
両親は凄く喜んだ。前より偏差値低い高校なのに喜んでた。少し切なくなった
高校ではバイトをしつつ勉強して、県立大学に入った。入学金はバイト代で払った。
母親は泣いていた。
今は忙しいながらも普通に単位を取って普通に大学性生をしている
最近になって同じ夢を見るようになった。
あの時の財布が見つかる夢、塾の応接室で塾長と話してすっきりして家に帰る夢だ
あと2週間ほどで、塾長に話をしに行った日になる。
もしかしたら、応接室で寝れば戻るのかもしれない。
俺は正直戻りたくない。
でも、戻った方がいい気もする
前の母親は体を壊しながら毎日愚痴を言って働いていた。そんなに仕事が嫌なら辞めればいいのにと思っていた。
今のパートの母親は親父の収入に依存しているせいか、父親に媚びて、服も、化粧も何もかもが節約だ。
前は楽しそうに帽子を買ってはおれに自慢してきたし、友人と旅行に行ったりして充実してそうだった。
仮にだが、俺が>>1に同行すれば戻れるのかな
>>62
わからない。でも62も一緒だったら俺も戻れなさそうな気がする
前は母も収入があったからか父親に何か言われても自信満々に言い返していた
今は気に障ること言われても唇をかんでじっと耐えている。
そんな姿を見ると、前の母親の方が幸せで、そっちに戻った方がいいのかもしれないと思う
あと12日ある、戻るべきなのかここにいるべきなのかはまだ決まらない
ずっと悩んでいる。どうするべきなのだろうか。答えは出ない
以上。
質問あったらマッカン飲み終わるまで答えます
塾長に感謝だな
こっちのマッカンの味はうまいか?
>>68
マッカンはいつ飲んでもうまい。なんとなくこっちのほうが練乳大めなきがする
あと、言い忘れてた。
俺が元いたところだと東北地方大地震、こっちでいうところの東日本大震災、3.11じゃなくて3.1に起きてるんだ。
こればかりはなんでなのかわからない
なんかタイムリープ体験談で同じのがあったな
その人がもといた世界じゃ3.1に大震災があったって
>>72
本当ですか?
もしかしたら同じところから来た人なのかな。その人は帰ったのか知っていたら教えてください
練習したらガチでタイムリープできた ってスレ
スレ主は帰りたいとかそういう気は無かったみたい
>>74
ありがとうございます。読んできました。ラッキーピエロ殺人ちょと思い出しました。人間違いで殴って後に引けなくなって殺したんでしたっけ。うろ覚えだけど。ちょっとした話題になりましたね
取りあえずこの世界を謳歌してろよ ひょんなことで帰れるかもしれんよ?
分からんからどうしろとは言えんが
>>75
アドバイスありがとうございます。正直戻りたくない気持ちの方が強いので、もしかしたらこのままこっちにいるかもしれません
そのスレ主と同じ世界かものすごく近い世界だったのかもね
私はあなたと同年代くらいの学生です。あなたの話が自分と結構似てておどろいた。
私もいろいろあって大学行けなくなって、自殺を考えてる。で、悪あがきでタイムリープしたいと思ってる。そして戻りたいのが2012年なんだ。
前の世界と出会う人は同じだった?
友達が別人になってたり、性格が変わってたり、今の世界で存在しなかったりとかある?
前の世界の頭の良さは引き継げたの?
偏差値30代から合格できたのはもちろん努力もあるだろうけど過去の自分の知識があったからかな?
過去に戻った日のこと、もう少し詳しく覚えていたら教えてほしい。なんかいつもと違うことした?
長くなってごめん
もっと1に話してもらいたい
>>82
母親が公務員してないからか、前とは違う育ち方を俺はしていたらしい。
それ故にか、付き合ってる友人自体が変わっていた。前仲良かった人たちとはほとんど関わりが無かったりした。
進学した高校が違うから前高校で仲良かった友人が存在しているのかはわからない。中学の時のクラスメイトは変わっていなかった気がする。
記憶は引き継いでる。じゃないと偏差値34から3か月ちょいで進学は無理だったと思う。
戻った日は数年ぶりに神社に行った。強いて言うならいつもと違うことはそれくらい
おう、戻りたいなら戻った方がいいかもしれんが、ワイは戻らん方がいいと思うぜ。
理由としては、この世界のおまいさんがきえちまうかもしんねぇからだ。
おまいさんがこの世界からおまいさんが元いた世界に戻る。そうすると、この世界のおまいさんは、多分前の状態に戻るか、もしくはすっからかんになるかだ。つまり狂う。簡単にいえば。
だから、戻らない方がいいと思う。
そしてもうひとつ。これは完全に俺の妄想なんだが。
これはきっと、神様かなにかが、おまいさんにくれたなにかなんだと思う。おまいさんが、あんまりにもみじめだったのか、もしくはこの世界において必要なことだったのか。
それはわからない。けど、おまいさんは、前の世界に戻ったとしても、多分それはおまいさんの意思となるから、もうこっちには戻れんとおもう
やから、以上をまとめると。
1、この世界でのおまいさんがどうなるかわからんからいかんほうがええで。
2、神様かなにかがくれたチャンスかもしれんやで。揚々をいきなはれ。
以上から、ワイはいかんほうがええと思うやで。荒唐無稽かもしれんが、でも、いかんほうがええと思う。
マッカンてマックスコーヒーのことかよ 分からなかったわ
美味しいよなマックスコーヒー。