身近に起こる怪奇現象を語る『金縛り』

今までは俺の頭がおかしい説が有力だったけど、そうでもないことがわかってきたので語っていく

オカルトに興味あるやつとかオカルトに自信ニキとかは見ていくと暇つぶし程度にはなる。と思う。まあ娯楽として楽しんでいただけたらって感じ。俺は楽しめないけど

スレ立ては初めてじゃないけど多くもないから、つまんなかったらごめんよ

まず、一昨年から金縛りにあうようになったことが始まりだと思う。それまではなにもなかったから 正確な日付は覚えてないけど、とにかく一昨年、初めて金縛りにあった時、めちゃくちゃ怖かったのは鮮明に覚えてる

でも、金縛りはたまーに起きるくらいで、しかも金縛りについて調べたら、人間の脳が半覚醒状態で幻覚を見てるだけだってわかったので、それ以降、金縛りが起きても、「これは幻覚！怖くないもん！」と頑張っていた

金縛りは怪奇現象じゃないぞ

頭は覚醒身体は睡眠状態のズレから来てる

>>9
そうなんだよね

しかも金縛りは疲れから起きるらしく、俺は心体共に昔から強くなかったため、金縛りにはすんなり納得できた

そんで、それ以降の金縛りは徐々に怖くなくなった

むしろ楽しめるようになった

それまでは、金縛りが起こると俺は目をつぶって恐怖を耐えていたんだけど（体は動かないのにまぶただけは自由に開閉できた）、慣れてからは幻覚を注視して、研究ってわけでもないけど、観察するようになった

もう今日までで何十って金縛りに襲われてるので、何十って幻覚を見てきたから忘れてる幻覚もあるけど、記憶に強く残ってるのはいくつかあった

金縛り怖いよな
でも少し明晰夢見れるんじゃないかと思ってる

まず俺のベッドのすみで正座してる女の子

こいつはずっと俺を見てるだけ。一昨年は主にこいつが幻覚として出てきて、顔はぼやけて見えないけど、若い女の子（中学生くらいかな）なのはわかったから、俺はその女の子に愛着さえ湧いていた

さっき何十って幻覚を見たって言ったけど、正確には何十種類の幻覚を見ていたんじゃなくて、同じようなの幻覚を何十回って見てた

その幻覚の主がその女の子だった

あとはカーテンから踊りながらおっさん数名が出てくるとか、窓からでかい猫（トラとかライオンみたいなやつ）が入ってきたりとか、まあそんくらいかな。そこら辺はどうでもいいので省くとして

とにかく一昨年まではその幻覚を楽しみつつ、次に思ったのは金縛りで体が動けない不自由をどうしようかってことだった

幻覚の女の子に愛着湧いちゃってたから、その女の子の頭を撫でて見たいなあとか、ぼやけて見えていない顔を見て見たいとか、そんなことを考えて、その女の子が出てくる金縛りの時は必死に体を動かそうとしてたけど、結局は無理だった

そんで去年引越したら、その女の子が現れなくなった

それまでは、金縛りの幻覚というのは楽しいものだったんだけど、引越してから金縛りの頻度が激増して、しかも、その際の幻覚が、だんだんホラーじみてきて、いよいよ俺の疲れも限界にきてるんだと思った

引っ越しって意外と疲れるし、新しい新居って慣れないからストレス溜まってんだなあ、と その程度に思ってた

近々精神科にでも行くかなあとか考えてた

ローリングうまくすれば動けるぞ

>>24
まじか

ここからは引越してからの話ね

また金縛りにあった
俺の部屋に向かって、廊下から誰かが歩いてくる音がした。俺一人暮らしだし家族ではない

足音が俺の部屋にたどり着くと、ふすま（和室を寝室にしてた）が少し開いたんだよ

スッ！みたいな勢いで

金縛りから解ける時、いつも夢から覚めたみたいな感覚になって起きる まあ幻覚だし当たり前よね

で、パッと起きてふすまを確認した時 少し開いてたんだな

この時に、「あれ？幻覚って現実にも作用するんだな……なわけあるか！なんじゃこれ！」と思った

でもこれ俺が少しふすま開けて寝てただけだよ！幻覚で閉まってるふすまが開いたように見えたんだ！

と、言い聞かせて普通に過ごした

そんで次から次へと金縛りはホラーと化してて、俺は金縛りにあった時は目をつぶって堪えることにした

観察なんて怖くてできねえし

いつしか決定的な出来事が起きた。俺の頭がおかしいというだけではないことがわかった

それは金縛りじゃなく、夢。すごーくリアルな夢だった

深夜起きて、俺はなぜか食器を洗いに行くんだ。俺はだらしないから洗い物を次の日とかに回すことがあるから、ここまではなんら不思議ではない。強いて言えば夜中に洗い物に行く理由がわからないけど、まあそれはともかく
俺は洗い物をしにキッチンへ向かった

すると部屋自体が真っ暗で顔は見えないけど、おっさんが椅子に座ってた。で、俺に洗い物をしろと命令するんだよ

今からするところだっつーのって思いながら食器を見ると、その食器が血まみれだった

正確にいうと、血と肉片がこびり付いてて、とてもじゃないけれど触れるものじゃなかった

きたねー！って思って、とりあえず蛇口だけひねって、水の力だけでなんとか洗えないかと試みた

次の瞬間！
って表現が的を得てる

どこにもいなかったのに、血まみれの食器に四苦八苦してる俺の背後から、女が抱きついてきた

貞子みたいなやつだった
俺の背中から抱きついて、左肩から俺の顔を覗く貞子（仮）

もう叫んだ
うわあああって叫んで、目が覚めた

あ、夢か。よかったー。と思ったけど よくはなかった

家中の電気がついてたからだ