【宇宙】 超新星の「ビフォーアフター」、アマチュア天文家が偶然撮影
アマチュア天文家のビクトル・ブーゾ(Victor Buso)さんは適切な時に適切な場所にいた──それは天体観測史上、最大級の控えめな表現かもしれない。
南米アルゼンチンのロサリオ(Rosario)出身のブーゾさんは、きらめく閃光(せんこう)を放って爆発し、超新星に姿を変える恒星の観測史上初となる「ビフォーアフター」のイメージを偶然撮影することに成功したのだ。
天文学者らはこの極めて重要な瞬間を「ショックブレイクアウト」と呼び、星がこのように大変貌を遂げる様子をリアルタイムで目撃することを長年夢見てきた。
英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載されたブーゾ氏の発見を報告する論文の主執筆者で、アルゼンチンのラプラタ天体物理研究所(Institute of Astrophysics La Plata)の科学者のメリーナ・ベルステン(Melina Bersten)氏によると、この瞬間に偶然遭遇する確率は1億分の1以下だという。
論文の共同執筆者で、米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)の天文学者のアレックス・フィリッペンコ(Alex Filippenko)氏は「宇宙の宝くじに当たるようなものだよ」と冗談を飛ばした。
2016年9月、新しいカメラを口径40センチの天体望遠鏡に取り付けてテストを行っていたブーゾ氏は、撮影した画像の中の1枚に、南天の星座ちょうこくしつ座(Sculptor)の方向に明るい閃光が写っているのに気が付いた。
この恒星を宿している銀河は約8000万光年の距離にある。超新星爆発で放たれた光が地球に到達するのにも約8000万年かかったことになる。
事の重大さを察したブーゾ氏は、ベルステン氏に連絡。ベルステン氏は、このアマチュア天体観測愛好家がダイヤモンドの原石を発見したことを即座に理解した。
■爆発の瞬間からのみ得られる情報
ベルステン氏が天文学者の国際グループに通知したところ、数時間のうちに世界中の第一線の望遠鏡が「SN 2016gkg」と新たに命名された超新星に向けられた。
観測データは、破壊的な崩壊に至る直前の恒星の物理的構造や、爆発自体の性質などに関する重要な手がかりを提供するものだ。米カリフォルニア州にあるリック天文台(Lick Observatory)でフォローアップ観測を行ったフィリッペンコ氏は「爆発を始める瞬間の恒星を観測することで得られる情報は、それ以外の方法で直接的に入手することは不可能だ」と説明した。
爆発現象の分析から、SN 2016gkgはIIb型超新星であることが判明。このタイプの超新星は、爆発するまでに水素の外層の大半を失った大質量星で発生する。IIb型超新星は、1987年にフィリッペンコ氏が初めて同定した。
研究チームは観測データと理論モデルを組み合わせて、爆発を起こした恒星の元々の質量を太陽質量の約20倍と推定した。だが、この恒星は爆発した時点で質量の4分の3を失っていた。失われた質量は連星系の伴星に吸収された可能性が高い。(c)AFP/Marlowe HOOD
http://www.afpbb.com/articles/-/3163560?cx_position=44
ブーゾさんが捉えた超新星のイメージ。
以下、2chの反応
5: 2018/02/23(金) 01:04:34.13
こええ
恐怖画像かと思った
12: 2018/02/23(金) 01:14:09.97
これもっと近くで起こってたら、地球は吹っ飛ぶというか、少なくとも人類は滅ぶんだよね。生物もほぼ全滅。地中深くの微生物は生き残るかも。
30: 2018/02/23(金) 01:58:56.57
>>12
そりゃ近くで超新星爆発なんて起きたら地球は一欠片も残さず消え去るんじゃないの
13: 2018/02/23(金) 01:16:57.79
すげーな。
どれくらいの確率でそんなものが偶然撮れるんだろうか。天文学的数字ってやつ?
16: 2018/02/23(金) 01:21:40.38
>>13
書いてあるような
この瞬間に偶然遭遇する確率は1億分の1以下だという
33: 2018/02/23(金) 02:07:54.88
>>13
スレタイしか見てないのが良く解る見本だなw
19: 2018/02/23(金) 01:27:30.07
宇宙の年齢は137億年
太陽の年齢は46億年
太陽は2世代か3世代目の恒星
太陽の余命は55-60億年ほど
20: 2018/02/23(金) 01:31:16.89
8000万年前って
地球はどんな感じだったんだろう
36: 2018/02/23(金) 02:21:44.88
>>20
白亜紀後期
恐竜絶滅イベントの1500万年前
21: 2018/02/23(金) 01:32:17.91
そのころ地球や月は既に浮かんでたの?
27: 2018/02/23(金) 01:40:22.44
>>1
意味が分からない
よく板垣さんが超新星を発見してるのと今回のとではどう違うのだろう?
31: 2018/02/23(金) 01:59:22.58
板垣さんのは宝くじで言うと全部下1桁当選
42: 2018/02/23(金) 03:00:38.73
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/775_shockbreakout
この記事とか読んでみたら核で起きた爆発の衝撃波が内部を伝わって恒星の表面に達した時に発する強い閃光(ショックブレイクアウト)の撮影に成功したということみたい
ショックブレイクアウト現象自体は数十分というごく短い時間しか続かず、通常撮影される超新星はすでにその段階をすぎて星の表層部が吹き飛ばされている状態なので貴重な瞬間を撮影できたとは言える
ただショックブレイクアウト現象はすでに2011年に観測されているのでこれが初めてというわけではない
独学で天文学を学んだアマチュアが観測したというのは素晴らしいことだけど
46: 2018/02/23(金) 03:24:26.26
>>42
風船の爆発の最中を撮れたようなもんか 爆発後の萎んだのならいくらでもあるけど、みたいな。
53: 2018/02/23(金) 06:15:26.95
>>42
数十分もあるなら単純に動画撮影してればいいんじゃないのん? 解像度が足りないのかな
54: 2018/02/23(金) 06:17:58.51
>>53
おそらく、どこで超新星爆発が起こるかわからないからだろ
55: 2018/02/23(金) 06:21:53.55
>>54
全方位撮ればええやん
57: 2018/02/23(金) 06:32:02.75
>>55
できればやってるんじゃね? 望遠鏡とか足りんだろ。
58: 2018/02/23(金) 06:38:19.48
>>57
いや、全方位撮っといて超新星爆発検知したらそこに望遠レンズ自動で向けて撮れないもんかなと 数十分続くし検知はできるみたいだし
66: 2018/02/23(金) 08:05:37.94
>>58
YouTubeでみたらなんかやってる見たいだよちーむくんで
70: 2018/02/23(金) 08:23:13.72
>>58
実際にそれは人工衛星を使ってやってるよ
41: 2018/02/23(金) 02:59:15.06
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02331-4
http://astronomy.com/news/2018/02/amateur-astronomer-gets-1-in-10-million-shot-of-supernovas-first-light
これを読んでやっと意味が分かったよ 連続写真を撮ったら一枚ごとにどんどん増光している超新星を見つけたという事のようだ
今までは衝撃波が星の表面に達して3時間後くらいの観測は出来ていたが、それより前のまさにどんどん明るくなっていく段階での観測は初めてという事 板垣さんがよく発見する超新星は明るくなってしばらくたった状態のものだろう 少なくとも>>1の日本語の記事を書いた記者はあんまりそこのところがよく分かってなかったかな
44: 2018/02/23(金) 03:04:38.46
8000万光年が光の速度で8000万年かかるってのは押し込み教育でなんとなく理解してる。
しかし、爆発>消えてなくなるって場合、あちらさんは消えてるのだが光だけが宇宙を飛んできてるのか? 無くなったら宅配中の光映像もプッツリ消えてしまうイメージしかない。 宇宙空間を光だけ進んでるってのが想像できないでいる。
49: 2018/02/23(金) 05:55:57.71
8000万年前の出来事を今リアルに観測出来るんだよな。タイムマシンは作れそう。
この2chスレまとめへの反応
銀河の写真家と思ったらあれが爆発してる星なの?
と思ったら銀河だったw
銀河の形みたいな爆発なんだ!スゲー!!!
えっ 右下の点が今回の爆発?(´・ω・`)・・・