六年前のある事件を語ろうと思う
1: 2018/07/30(月)08:34:44
立ったら書く
以下、2chの反応
2: 2018/07/30(月)08:37:31
ほう
3: 2018/07/30(月)08:37:41
その企業は賃金を一切払うことなくとある従業員を職場に隣接する寮に押し込めていた
「不良息子を家族からの要請でたくましい真人間に更正する」
それが建前だった
携帯禁止、無断外出禁止
早朝から深夜まで勤務させ緊急の業務があった時には昼夜構わず呼び出しなにかミスをしたり逃げようとすれば元ボクサーの社長がぶん殴る
ちなみに友人は事務として勤務していたがやはり深夜まで働かされていたらしい しかもなぜか当時新入社員の友人に事務所のほぼ全ての仕事が押し付けられていた
5: 2018/07/30(月)08:38:43
ssなのかそうでないのか
9: 2018/07/30(月)08:42:14
六年前のある日
友人が「とある会社をクビになった」と言って俺の家に来た
当時暇してた俺はこの件に深く関わろうと思ったんだ
そしてこの友人のクビは先に書いた奴隷労働強いられているある従業員と
強い関係があったんだ
ある従業員をA、友人をBとしようか
10: 2018/07/30(月)08:44:10
Bはかなりハードな仕事を強いられていた
事務として通常業務をこなしながら業務に必要な資格取得の勉強もこなし クレーム対応もこなす、全店員が突如辞めた新店舗を雇われ店長と二人で任されたりもしたらしい
現場の仕事をわかっているのはパートだけでしかもそのパートが新人教育を渋っていたとのこと
だから新入社員のBは自分一人で仕事を覚えねばならなかった
11: 2018/07/30(月)08:47:24
そんなBに同僚であるAという友人ができた
Aは会社社長が「面倒を見ている」何人かの従業員の一人で会社の寮で暮らしていた
十代の頃はAはかなりの不良だったらしい 困り果てたAの家族はAを会社に預けた この会社の仕事を放り出すようなことがあれば家族としての縁を切ると社長と確認した上でだ
つまり社長は家族との絆を人質にAを奴隷にする権限を得ていたというわけ
13: 2018/07/30(月)08:53:11
この社長は元ボクサーで不良少年を更生させることを生きがいにしているらしい「面倒を見ている」やつが夜中出歩ってよくない道に行かないように寮を夜中三時まで監視するし なにか仕事上の間違いがあれば顔面がはれ上がるまでボコボコにするし 脱走した場合は部屋に残された荷物を焼却処分した上で改めて連れ戻しに出向く
給与は悪いことに使わないようにあらかじめ家族に仕送りしておくし 交通費は必要になるつど口座に振り込み式だ
まとまった金は極力持たせないのだ
14: 2018/07/30(月)08:53:44
給与は悪いことに使わないようにあらかじめ家族に仕送りしておくし
なんだそりゃ
15: 2018/07/30(月)08:54:35
そういうことで手元に一線も残らないような生活をAは送っていたわけだ
それでもさすがに手取りゼロは最初の半年だけでそれ以降はAは小遣いを手にできてた
それとともに人並みの夢を持つようになったらしい
彼女がほしい…そしてできれば結婚したい
しかし囚われの身のような現状でどうすればいいのか 監獄のような寮と各地に散らばる店舗を往復する日々 これ以上この生活をすればもう結婚する機会を失うのではないか 苦悩は確実に精神を蝕んでいっただろう
でも生活が上向く前にタイプど真ん中の女性が現れるんだ
これが今回の騒動の始まりだった
16: 2018/07/30(月)08:55:27
そういうことで手元に一線も残らないような生活をAは送っていたわけだ
食費とかどうしてるんだろ
17: 2018/07/30(月)08:58:24
kwsk
18: 2018/07/30(月)08:59:14
女性と交際するようになって無断外出が増えた それでも仕事に支障をきたして社長に目をつけられるようなことはしなかった
でもある日朝帰りをしてしまったんだ
帰寮したAを待っていたのは鉄拳制裁であった 社長の鉄拳制裁は一発では済まず顔がいっぱいにはれ上がるまで繰り返される その日からAの扱われ方はひどくなったらしい
BにAが金をせびるようになったのもこの頃からだ なにせ懲罰で手取りが完全にゼロになり交通費がちょっと膨らむとすぐに足が出るようになったのだ
もともと交通費は満額支給されていなかったからポケットマネー頼りだったのだが……
交際相手とは二ヶ月で分かれることになった この辺りからAさんは精神面でも狂い始める
19: 2018/07/30(月)09:03:04
Bは時折隣県に出張するのであったがその前日は自宅と出張先の中間点に近い会社、つまりAの寮に泊まるのがお決まりだったそうだ
この頃にはもう返すあてもなさそうなのに日がな迫られる金の無心に Bはうっとうしさを感じるようになっていた
額は二十万に達さんとしていた
お人好しで利用されることも多いB 本人はそれでかまわない風だったが度重なる出費はさすがに痛いのだった
その日の申し出は五千円であった Bは断った もしもどれるならこのときに戻りたいとBは言っていた
22: 2018/07/30(月)09:06:58
次の日Aはいつものように遠出する仕事があった 交通費はぎりぎりであったが何とかなるはずだった
社長の奥さんからの振込みがあるはずだったから 万一に備えたくて金を借りて余裕をもちたかったが仕方ない
今回は大丈夫そうだ
しかしそうはならなかった
社長の奥さんが振込みを忘れたのである
まあ出張する機会があるごとに小額を振り込む方法にミスがないはずもないのだ しかし洗脳は完了し兵隊のごとく社長の命令でしか動けないAにはもうどうしようもないことだった
給油しなければ殴られる
しかし金がない
それならばどうする?
21: 2018/07/30(月)09:06:17
読み物を本当のテイで書くの嫌い
23: 2018/07/30(月)09:08:43
>>21
本当の話です
彼の出した答えは簡単だった
盗むこと
コンビニでたまたま鍵を閉めていなかった車から
しかし誰が彼を責められる?
不良行為しかしてこなかった十代
それからは毎日殴られる恐怖におびえ体育会系の上意下達式に慣らされ次第に彼は考える力を失っていった
その結果どんな状況でも都合のいいほうに流される人格が出来上がった その場は何とか切り抜け翌日Aは警察を呼んだ
24: 2018/07/30(月)09:09:46
wktk
25: 2018/07/30(月)09:11:08
無論大問題だ
すぐさま駆けつける社長
しかし被害者となった方はたった数千円のことだし返してくれればということでなんとか丸く収まった
しかし収まらないのが社長の腹である
制裁がまたあったらしい
この辺の事情もよくわからない
だがAのなかでたまっていた何かが爆発したことは確かだ
もう精神は正常ではなかっただろう
見かねたBはAに脱走の提案をする
Aはそれを二つ返事で受け実行することになる 脱走犯AとそれをかくまうBという状況が出来上がった
27: 2018/07/30(月)09:13:54
Aが会社から姿を消して以降、Bは常に緊張を強いられた
バレやしないかびくびくしながらの仕事 しかしそれとは裏腹にAは久しぶりの自由を謳歌していた
ただしBはBの兄の職場ではたらきBの家の家賃込みのBからの借金を返すと言う約束をしていた
BはAにはこの時はあえて強く出なかった Aに久々の自由を満喫してもらいたかったのだ
カラオケや飲酒…つかの間の遊びの時間 無論誰からも責められるいわれはない しかしBの母は事情の説明の不足により不満を抱いていた
なぜ突然いい年をしたごくつぶしを家に入れねばならないのかと Bはここでも後悔していた もう少し言葉が足りていればと…
しかし説明する前に大事件が起こってしまった AがBの家族共用の車て事故を起こしたのだ
Bの母は切れた
29: 2018/07/30(月)09:15:39
Bの母は会社関係者に電話をかけた
しかし彼女も勝手知ったり、社長にそのまま説明を求める愚は犯さない Bと最も親交の厚かったとある会社役員に連絡をしたのだ 彼なら信用できると
しかし労働基準法が人権団体を引き連れてやってきそうな案件に情など挟む余地はなかったのだ
会社側が最も恐れたのは事の露見――Aがしかるべき機関に駆け込むことである
社長は深夜にも構わずすぐにB宅へ車を走らせた Aさんが新しい職場に出て最初の日当を持ち帰ったその日のことである
30: 2018/07/30(月)09:16:45
修羅場であった
Aの返還を求める社長側
しかしBの母が激怒しながら立ちふさがった
このような時間に連絡なしで乗り込んでくるとは礼儀知らずにもほどがあると 押し問答が続く玄関に何事かとBが姿を見せる
これが間違いだったのか…
「お前も金を盗んだのか?」
理解不能の思考回路から爆弾が投下された
31: 2018/07/30(月)09:17:58
無論息子を盗人扱いされたBの母はすさまじく怒った
「そのようなことを言う人間の会社になど行かなくていい!!」
「ああそうですか。それじゃあB、お疲れさん」
売り言葉に買い言葉であった
結局その日、Bのクビが決まった以外に大きな動きはなかった
不当解雇なのは明確であるが
しかし理解不能の思考回路と言うのは伝染するということを この時の誰も予想しえなかったのであった
26: 2018/07/30(月)09:11:19
考える力をなくしてはいけないな…。
32: 2018/07/30(月)09:19:59
理解不能の思考回路こええ…。
33: 2018/07/30(月)09:20:39
次の日Aさんは姿を消していた
おそらくはここに居辛くなり実家へ向かったのだのだろうとBは考えた 唯一の彼の帰る場所だったから
しかし携帯も連絡先もわからない
何か一言あってもいいじゃないかと思いながら これからのため会社に電話をかける
そこで信じられない言葉を聴く
いや各種書類がほしいなら退職願もってこいという言葉にもビックリであったが 何よりも驚いたのはAさんが寮に帰還したことである
34: 2018/07/30(月)09:23:00
社長やAやその家族とどういうやり取りがあったかは不明である
だがとにかくAは会社に復帰した
なぜだ!?
Bは心底Aと話がしたいと思った
Aは会社から逃げ出したかったのではないのか?
まったくわけがわからないのだった
ここでBはただ純粋に己のもやもやを解決するため 意地でもAと話をつけるため会社へのスニーキングミッションを計画するのである
35: 2018/07/30(月)09:23:26
なんでAが寮に帰還したんだ…。
37: 2018/07/30(月)09:26:21
Bは後にこのときの様子をこう語った
メタルギアのスネークは毎回こういう思いをして 潜入任務をこなしているのか…と
道程は長かった
監視カメラの死角を計算し匍匐前進
正面を回避し裏手の林へと迂回
暗闇の中何度も転びズタボロになりながらやっとのことでAの寮へとたどり着く
一回のベランダによじ登りコンコンと窓を叩くB いつ社長が見回ってくるかわからない決死の作戦である
半開きの窓から応答がある
「え!?誰でしょう?」
「Bです。話をしに来ました」
その途端窓はガラッと閉まった
カチャリと鍵の閉まる音もした
Bは激怒した
38: 2018/07/30(月)09:28:45
しかしBは紳士だ
先ほどと強さは変わらずコンコンとノックする 果たして窓は開いた
「何故ここへ戻ったんですか」
「それより何でここに居るの?」
どうもAの中では「既に終わった案件」らしい
憤怒を隠しつつ事情を聞きだす
断片的にしかわからなかったがAは家族との絶縁をちらつかされて止む無く職場に戻ったと言う
それならばとBは自分の連絡先を手渡そうとする また脱出したときは連絡して再度兄の職場へとりなしてやろうというのだ
「うん…気が変わったら連絡するよ…」
ふざけるな!誰のために俺はここまでしてるのかと小一時間云々であったがココは捨て置く
しかし重大な問題に直面してしまうのだった
39: 2018/07/30(月)09:30:12
連絡先を書くためのメモ紙もペンもないのである
無論装備は全て現地調達のスニーキングミッションである Bに持ち合わせがあろうはずもない
いやさすがにあんた持ってるだろうとふっとAの部屋をのぞいてみると そこには何もないのであった
ただフローリングの床の上敷布団もなしに毛布をかぶっているAがいるだけであった
どうしたのかと聞いてみるとどうやら部屋を空けている間に所持品は布団や洋服に至るまで 全て社長に焼却されてしまったとのことであった ないに等しいすずめの涙で買った唯一の私物をである
Bはあきれた
鬼畜な社長とそれでもなお付いていかんとするAの洗脳され具合に
41: 2018/07/30(月)09:38:51
仕方がないので苦労して潜入したルートをまた戻り車からペンを取ってまた戻ることに
今度は順調だったらしい
それでも広大な敷地を迂回して抜き足差し足である 戻った頃には時刻は三時を回っていた
コンコンとノックする
果たして音もしない
…寝てしまったか…
最悪の可能性の現実化である
彼は寝相が悪いうえいったん寝たらテコでも起きないのだ 長年の奴隷生活のせいだろうか…
ともかく窓にはさんで社長に先に発見されては元も子もない 悔しさをかみ締めつつ成果なしのミッションを終了し帰投するスネークBであった…
43: 2018/07/30(月)09:39:58
それからあらゆる手でBはAと連絡を取ろうとした
しかし配置換えになったらしくかつての同僚を通じても連絡のとりようがない Bもさすがに突然の失業でしかも失業手当のための書類を人質にされていてはどうしようもなく 次の仕事のため就職活動に奔走することになった
給金がとまればすぐに電気も水道も止まる自転車操業みたいな暮らしだったからな おれはなんとかその不当解雇した企業を法に訴えるべきだと提案したのだが…
44: 2018/07/30(月)09:42:25
Bはとにかく話がしたい、いまどう考えているか、友達だから話が聞きたいといっている
本人が拒否しているならまだ諦めもつくが会社に監禁されて話ができない現状が腹立たしい 会社はもっかい話をされたらまた脱走されて下手すれば法的手段に訴えられてしまうと恐れているのだろう
それはAがその気になったらの時だけなのだ その可能性は低いのに…家族の縁を切られるのが怖いからAは所長の言いなりなのだ
Bは少なくとも話だけはしたい
Aの気持ちだけでも聞きたいというスタンス
そしてそのチャンスはそれから一ヶ月後にやってきた その時は俺も同行したのだが…
47: 2018/07/30(月)09:46:39
俺はとりあえず顔が割れていないからスパイとして行動した
林の陰に停めたBの車から降りて、偵察 社長の特徴は聞いていたからそれに該当する人物が店舗にいないことを確認しBにGOサインを出した
Aと接触するB「どうだった?」
戻って来た後、俺は車内でBに尋ねた「なんかねえ、笑いながら今元気?って聞かれた。借金?なんのこと?だって」
それっきり、BはAのことを諦めた
話はここまでだ
48: 2018/07/30(月)09:53:39
えっおわり?
49: 2018/07/30(月)09:55:27
実話だからな
オチもない
そのあと会社は書類を渡してくれずに失業保険にありつけなかったんだってさ
50: 2018/07/30(月)10:14:58
えぇ…
52: 2018/07/30(月)10:34:11
つまんない
51: 2018/07/30(月)10:33:12
三行でたのむ
59: 2018/07/30(月)22:55:13
Bは紳士で>>1ってことか?
60: 2018/07/30(月)22:58:23
いや
俺とBは別人
ちょっと迫真的に過ぎたかな
57: 2018/07/30(月)22:48:55
次の創作はもうちょっと工夫した方がいいよ そうでないとまた嘘だとバレるぞ
58: 2018/07/30(月)22:49:26
いやマジなんだが
つーかどこらへんが創作だと思った?
36: 2018/07/30(月)09:24:13
当事者しか分からないような詳細な記述ンゴねぇ
この2chスレまとめへの反応
AとかBとか分かりにくいし仮名でよかったんじゃないか
しかも書いてる本人がBとAを間違えてる…
しかもオチもないときた
ただスニークミッションが描きたかっただけの創作と言われても仕方ない
状況がそのための舞台装置でしかない
書き手の技量不足が残念
文章ヘタクソで読みにくいし間違えてるし
そもそも事件でもない