10年前に10年後の俺に会った話をする
書きためてないからゆっくりになるけど聞いて
まず10年前 俺が高3の頃の話
当時某出会い系サイトで同年代の 女の子と知り合った
特別カワイイわけではなかったけど サクラじゃないうえ同年代と知って、 お互いすぐに仲良くなった
俺の地元から電車で2時間くらい 全然会いに行ける距離だと 知ったのは連絡を取り始めて 1ヶ月頃だったかな
俺が会いたいと言うと彼女は断った
それでも当時女の子の知り合いも少なく こんなに仲良く話せる女の子は本当に 貴重で、どうしても実際に会って 本物の彼女をこの目で見たかった
絶対変な事はしないから、 知り合いとかに話さないから、 日が暮れる頃には解散するから 等と色々と条件をつけて、 連絡を取り始めてからだいたい2ヶ月くらいに俺達は会うことになった
会う約束をしたのは9月の1日 12:00に渋谷駅に集合
デートなんて初めてだったから俺は普段見向きもしないファッション誌や予約しなきゃ入れない美容院などに足を運びデートの準備をした
渋谷で集合したあと何処に行くかとか何食べるとかデートコースも細かく計画し、本当に1週間くらいうきうき続きだった
可愛くはなかったけどあの頃俺は彼女のことが本当に好きだった
そしてデート当日、俺は地元の駅に向かいパスモに余分にチャージして準備を万全にする その時だった
後ろに10年後の俺がいた
もちろん10年後の俺だとわかったのは俺に話を聞いてからね まあつまり今の俺なんだけど
顔を隠すように帽子をかぶってたし最初は本当に気づかなかった
パスモを財布にしまって改札に向かおうとしたその時、俺に腕をつかまれた
えっ なんですか? と尋ねると顔は隠したまま こっちにこいと小さく呟いた けどとにかく意味わからないくらいの気迫があって恐る恐る俺は俺についていった
10年後の俺は人影の少ないところに俺をつれてくと帽子を取って俺に正体を明かした なんて言ってたのかは詳しく覚えてないけど 10年後のお前だ みたいな感じにとにかく躊躇なく話をし始めた
でもそいつは本当に俺だったんだよね
俺だからわかるけど顔も声も仕草も それは確かに俺だったんだ
話は簡単なことだった
今日のデートには行くな 彼女は来ない。 しかもその日の帰り 事故にあってお前は両足骨折する
だから行くなその未来を変えるために今日ここに来たと言ったのだ
俺は俺の話を信じた
けどそれを「信じたくない」という気持ちがそれを上回った
未来の俺には わかったじゃあ行かない と告げたがそのあとこっそり電車に乗りデートの集合場所に向かったんだ
彼女はやはりいなかった
そのあと俺は1歩も歩けなくなった
俺が言ったことが完全に証明された
今、俺が事故に合うのもまた事実 このあといつでどこでだかは知らないけど車にはねられて両足を骨折するのだと知り、恐怖でその場から離れることができなかった
結局しばらく立ってからネットカフェに泊まることにした 3日間くらいは家に帰らなかったかな
これからお前は事故に合うと宣告され それの信憑性が高いという恐怖をお前らは知らないはずだけど本当に死ぬほど怖かったのを覚えてる
3日後、さすがに学校もあるし当日ほどの謎の恐怖は薄れていた 家に帰ることを決意した
家まで片道50分ほどだったかな 電車の中でもビクビクしてたけど 駅から家までは本当に慎重に歩いた
生まれたての小鹿っていうの?
足がすくむわ時々ころびそうになるわで本来5分くらいで着くのに1時間くらいかかった
結局事故のかけらもなく無事に家につくことができた が、
玄関に10年後の俺が立っていた
俺は携帯を貸せと半場無理矢理 俺から携帯を奪い取った するとその場に叩きつけて何度も踏んだ
狂気と恐怖に満ちた顔でひたすら携帯を踏む俺の姿にただ呆然とし 俺は何も言えなかった
しばらく立ってSIMカードが粉々になった頃 俺は、これが最後の忠告だと言った
「携帯のアドレスと電話番号を変えろ」
どうやら俺が絶対に携帯を変えるために変えざるをえないために携帯をその場で破壊したらしい
それだけ告げると俺はその場から消えていた もうわけがわからなく とりあえず泣いた
その日のうちにお父さんに携帯を新しく買って欲しいとお願いした 未来の俺のことは話さなかった
電話番号もアドレスも変わり、それから未来の俺に合う事はなかった そしてあの日から10年が立つ
ふとその時のことを思い出してどうして連絡先を変えなければならなかったのだろうと疑問に思ったんだ
そもそも出会い系サイトで見事釣りにひっかかり、10年?ちょいで完治するような事故を回避するためだけに何故タイムリープしてきたんだ?
それを疑問に思いながら一昨日あたりから悩んでた そして今日 今朝ポストにある手紙が入ってた
差出人は 10年前結局会えなかった彼女だ
封筒の中には白紙の手紙が2枚入っていた 消した後も無い真っ白の白紙
10年前の俺と会った事と何か関係があるのか知らないが、 どっちにしろ この女が俺の家を知ってることが意味わからない
当時メールでお互いの住んでるところは話した気もするが、そもそもあれは実家であり今は一人暮らし中だ
とりあえず家から飛び出して今は友達の家に泊めてもらってる
まず何をすればいいのか友達に相談した結果 ストーカー被害として警察に話すことにした
とりあえずこれから友達と一緒に交番に行こうと思う
手紙を家に置いてきてしまったので一度取りに行かなきゃいけない
本当に怖すぎる
とりあえず現状の恐怖を誤魔化すために過去のおかしな話から書き留めたかった
もしかすると10年前の10年後の俺は彼女に何かされたんじゃないか?
よくわからないけどとにかく彼女が危険な存在だということがそれを伝えたかったということが今になってよくわかった
以上です
このあと何もなくてほしいけど 彼女の動き次第ではまたスレ立てるかも
その10年後のお前は違う世界線なの?
俺が俺でお前も俺で?
俺は俺だけどお前は俺?
この2chスレまとめへの反応
過去を改変できる立場にいる人間は絶対に過去改変を失敗しない
それは何度でも試みる事ができるから
失敗すればまた戻ってやり直せば良いだけの話
こんな中途半端に失敗を繰り返す事自体がありえない話だね
ウソつきだが面白いのでこれはこれで良い。
てーかパスモ10年前にあったか?
あとSIMが壊れるって携帯の中に入ってるもんが踏んでるだけで粉々になるって描写もよした方が良い
そもそも10年前あのころの高校生がSIMに何かを見出すことがおかしい
やっぱり物書きはあきらめたほうがいいよ
10年前の話なのにPASMOでチャージって、10年前にPASMOは無かった、そこで読むの止めたわ
妄想乙