WW2前後のアメリカの雑誌の日本関連の記事を貼ってく
アメリカの友人に読ませてもらったもの 彼の手持ちのみなので偏っているとは思う
形式
雑誌名、年度、号
雑誌の解説
時代背景
記事のタイトル
記事の内容
まずは戦前、戦中のリーダーズ・ダイジェストの記事から
リーダーズ・ダイジェスト
1922年に創刊された、長年アメリカで最も読まれている雑誌
特徴は他の雑誌の注目記事を集めた「その月の記事のオールスター」と言えるような形式をとっていること
内容は政治、外交・国際問題、社会問題、ビジネス、教育などをメインとしている 傾向としては保守的、自由資本主義万歳、アメリカ至上主義
海外版も多く出版され、雑誌貿易の50%がこの雑誌の海外版と言われるくらいで、20世紀のアメリカのソフトパワーの輸出に最も貢献した雑誌と言っても過言ではないくらい
一つ目
リーダーズ・ダイジェスト 1937年12月号
タイトル:日本を助け続けるべきだろうか?(Shall We Keep On helping Japan?)
意味は?
>>5
アメ人友人が「日本人の反応を見たい」って言ったから
元はNYタイムズの記事
時代背景:
当時は世界恐慌の影響からやっと回復した時代で、同時に黄色人種へのアメリカの風当たりが強かった。排日移民法の制定は1924年のこと。記事が書かれて年代の一回り前である。
もう一つの時代のトレンドは、ヨーロッパ・アジアのごたごたに手を出さないことを是とするモンロー主義。
日本は世界恐慌と昭和恐慌のダメージがひどく、経済をアメリカとヨーロッパの市場への輸出に頼ることでかろうじて持ってるような状態。
当時の日本経済は農業50%、その残り半分の半分が軽工業と重工業メインの今の日本とはえらく違う。
内需も60%で、今の80%と輸出依存度が高く、ただでさえ少ない内需も前年の日中戦争勃発で落ちてる。
形態も自由市場主義からは遠のき統制色が強い。事実この記事の書かれた翌年には国家総動員法が可決される
記事解説
最初に言っておくとかなりプロパガンダ色が強い内容になっている。
書かれたのは日中戦争(※)開始後、そしてルーズベルトが日独伊を直接非難した隔離演説の直後。
※名称には異論があるが、このスレでは日中戦争とする
具体的には筆者(NYTimes)は中国側に立ち、日本を何年も侵略的野心で中国を狙っている侵略者だと非難している。
一方で中国はアメリカの金が投資され、学校や教会が作られ、何千人もの留学生がアメリカの大学で学んでいる友好国だ、とうたっている。
地味に貴重なものじゃない?
>>9
上に書いた通り、リーダーズダイジェストは半世紀以上、アメリカで最も売れてた雑誌なので数は結構残ってるんじゃない?
解説続き
この記事によれば中国は何百年も平和(!?)で、日本はそれを脅かした侵略者らしい。国共内戦については触れてないし、植民地や租界についても言わずもなが。
そもそもこの記事では9カ国条約(ワシントン体制)が「日本の侵略的野望を阻む」ため米英が努力したことになっている。
(そういう面があったとはいえ、一側面でしかない。西欧諸国の中国権益確保の側面も強い)
よってそれを破って満州国を支援する日本は悪者、という構図である。
一方で米軍の派兵には否定的で、その代わり経済制裁しようぜ!がこの記事(筆者)の主な意見。
具体的には石油、鉄鉱石、綿、ゴムなどの禁輸。実際当時の日本は石油の8割をアメリカから輸入していた。
締めは今後の国際法制定にアメリカも参加することを求めている。全体として、ルーズベルトの隔離演説を受け、モンロー主義から方針転換、すなわちアジアへの介入を支持する記事となっている。
要約の要約:
日本は中国と世界の平和を破る侵略者
でもアメリカ軍を送るのは早計
日本に経済制裁(禁輸措置)しようぜ
商品を欧州やアジアに売りつけたい
でも欧州やアジアのゴタゴタに関わりたくない うーんこのダブスタ
>>12
日本としても当時はアメリカに安定した市場でいてもらいたかったわけでどっこいどっこい
>>13
まあそうなんだけどね
>>12
「美味しいところだけ欲しい」という立場は一貫してる。
たいてい何処の国でもそうだけど。戦前日本は御人好しが過ぎるが。
記事の翻訳より>>1の主張の方が多いという記事解説
分かりやすいけどさ
>>14
なるべく中立でいようとする
→記事が絶賛反日キャンペーン中のものなので日本サイドのことを書かざるおえない
→日本よりに見える
俺日本人だしその時点で真に中立じゃないしね。
リーダーズ・ダイジェスト 1937年12月号
タイトル:アラスカの海における日本の密漁(Japanese Poaching in Alaskan Waters)
解説
アラスカの海、具体的にはベーリング海とブリストル湾(アラスカを左に向いた人の顔とすると、顎鬚の上)における日本の漁船の「密漁」を非難する記事。日本語で事件のことをブリストル湾事件と言うらしい。
日本の調査漁船がアラスカ領内で許可されていないサケの漁獲を行った!証拠の航空写真もあるぞ!20000匹もサケを獲っている!許せん!
といった感じの内容。
実際にはこの調査漁業は米国政府の許可を得ており、実際の漁獲も領海の外だったことが後の調査で判明している。
ただアメリカ側はこれをきっかけに対日感情が悪化、アラスカの漁業権益を守るために下院に法を提出したり、カリフォルニアで日本からの荷物の水揚げを拒否しようと労働争議になったりとかなり強い反応が起きる。
対日感情が悪い状況で、燃料が投下されて祭りになった感じ。
戦争してもしなくてもこういうアメリカの圧力には逆らえんかったんやろうなぁ
なにわともあれ情報発信力の違いと、誇張だろうが陰謀だろうがどんな形・媒体でも根底にはアメリカの国益をみてるってのは今も変わってないなと思う
邪悪とも言えるけど素直に羨ましいわ
日本側の擁護をすると、当時は領海や公海の概念が慣習法としてしか存在していない。
領海の概念が国際法上の決まりとして制定されるのは45年のトルーマン宣言を経た58年第一回国際海洋法会議を待たなければならない。
排他的経済水域が制定されるのはさらに後の1982年だ。
「密漁」と書いたのはこのため。実際は密漁ではないかもしれない。
当時の漁業協定に関しては資料を見つけられなかったので、なんらかの協定があった可能性はあるが、例えば日本の漁船がアラスカ沖のアメリカの領海ギリギリで操業することは合法だと考えられる。
ただ最大のハードルは現地人の対日感情の悪化だとは思う。
魚は日本人にとって重要な食料であったとともに、水産物の加工品(缶詰等)は当時としては重要な輸出物だった。日本としては外交的にアメリカを刺激したくなかっただろうが、上手くいかない結果に終わったと言える。
記事は、漁業資源の所有権を明確にする国際法の必要性を説いて終わる。
web上に事件のあらましを書いた資料があった
そんなに長くないので興味がある方は読んでくれ
ttp://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/24155/1/47%29_P13-29.pdf
要約の要約:
日本の漁船がアラスカ沖で「密漁」しとる!けしからん!
制裁が必要や!
え、合法?知るか!政府として断固たる措置を取れ!
正義、正義と言ってるが、正義の戦争なんてありゃしねぇのに、頭大丈夫なのかね、米国民は。
>>22
Liberty and Justice はアメリカの国是
ハリウッド映画とか見てると、アメ人の大好物だってわかるよ
リーダーズ・ダイジェスト 1938年2月号
タイトル:日本をボイコットすべきか?その賛否(Pro and Con – Should We Boycott Japan?)
時代背景:
ドイツがポーランドに侵攻するのが39年9月なので、その1年半前、アメリカにとっては第二次大戦直前の記事。
一方で日中戦争は前年に開始しており、ボイコットの賛成側もまずそのことに触れてる。
全体として、先に紹介した記事が日本への輸出制限の記事なのに対し、こちらは日本からの輸入の自粛に関する内容。
>>24
リーダーズ・ダイジェスト 1938年2月号
タイトル:日本をボイコットすべきか?その賛否
賛成側の主張
日本は俺たちに絹製品や綿製品を売った金で中国を侵略している。大変けしからん
輸入してる製品の多くは米国でも作れる。実際ここ数ヶ月でレーヨンの工場は5から55に増えた
政府の命令によらない、非公式のボイコットは、それすなわち我々の民主主義の為せる力である。もしこれが行われず日本が中国に勝利するなら、それは我々の民主主義が日本の軍国主義へ敗北することに他ならない
今の日本の状態は日本の人々のためにならない。満州の国境には世界で最も巨大で近代化されたソビエトの陸軍が張り付いている。太平洋はパナマーハワイーシンガポールのラインを米英が抑え、日本に付け入る隙はない。
中国に勝利したとて、彼らの周りを巻き込んだ自殺が先送りになるだけである。
戦争となれば多くの人間が死ぬ。世界大戦にアメリカが巻き込まれないためにも、経済制裁が必要だ。そしてそれは政府ではなく、市民の手で行われなければならない。
世の女性たちも、履いてるストッキングが血で染められてることを知れば、どう行動すべきか気づくはずだ
要約の要約:戦争はやだけどアメリカ人は民主主義のために経済制裁で戦おうぜ
>>27
まぁ!まるで
今の日本と中国の間柄を憂いている
愛国者様の論調と瓜二つじゃないですかw
雑誌ってプレイボーイみたいなのかと思った
要は新聞記事で、
新聞記事を集めた雑誌が世界中で売られてたってこと?
反対側の主張
確かにボイコットは日本の経済を苦しめるだろう。ただ苦しむの日本の経済であって軍隊でも政府でもない
中国の市民が苦しんでいることを賛成側は強調したが、日本の政治家と官僚に苦しめられている、大多数の日本国民も被害者だ。日本製品をボイコットして一番苦しむのは日本の養蚕農家だ
実際政府がドイツ製品の禁輸を命じてアメリカにドイツ製品は無くなった。だがそれがヒトラーをおとなしくさせただろうか?実際にはより苛烈になったように思える。自暴自棄になった日本がアメリカに牙を剥かないとなぜ言える?
ストッキングの輸入や加工だけで100,000人の仕事が米国にあり、それが400,000人の家族の生活を支えている。短慮なボイコットは国内で悲劇を生む。
自国での生産に移行するにしても困難が伴う。米国の織機の40%は絹糸をストッキングに加工できる精度がない。
日本は自分の経済が制裁に弱いことを知っている。その結果が溜め込んだ資源であり、オランダから奪った半年分の石油である。ボイコットの効果は薄いと言わざるえない。
ボイコットは日本に膝をつかせるのを数ヶ月早める効果があるだろう。だがそれだけだ。彼らの国力は勝利したとしても下がると試算されている。我々が手を出すことはリスクばかりでリターンに乏しい。
要約の要約:日本どうせ詰んでるからほっとこうぜ
>>23
大体あってる。「今月の注目記事」をまとめた雑誌
後で戦後のナショジオの日本特集とかもあげる予定
>>30
預言者かよ
>>39
的確すぎて笑えない
>オランダから奪った半年分の石油
なにそれ?
>>31
今確認したが俺の誤読っぽい。
「半年分の石油を蓄えてる」と「オランダのインドシナ植民地の油田」に関する記述をごっちゃにしちゃったっぽい
すまぬ
>>32
おー、そっか
>>33
正確には、オランダ植民地の油田が日本軍港のすぐそばにあり、禁輸措置は新たな侵略行為を招きかねない、みたいな文脈だった
いつまでたってもアップロードできん。金曜夜はいかんな
現在のじゃなくて古い価値観の記事だから同じような内容を現在のマスコミが書いて扇動しようとしても反応は鈍いだろうね
と思いたいけどトランプ支持者はみたいに変わらない連中もいるからなアメリカンときたら
画像ないけど次行きます
リーダーズダイジェストは基本文章のみなんで後半のナショジオとかの頃には落ち着くこと祈ってください
リーダーズ・ダイジェスト 1942年6月号
タイトル:アメリカ第二の敵、山本(America’s Enemy No.2: Yamamoto)
山本とは無論当時の日本海軍元帥山本五十六。わかると思うが最大の敵はヒトラーである。
41年12月にパールハーバーなので、開戦半年の記事。ちなみにこの頃はまだ日本優勢だったが正直どうしようもなかった感はある。
筆者は米国人探検家・旅行家のウィラード・プライス。この人は若い頃の山本に会ったことがあるらしい。
会ったのは1915年、山本は29歳、海軍大学校を卒業する前年、場所は予備役大将、瓜生外吉亭とある。
瓜生は海軍屈指のアメリカ通だったので、つながりが合ったのだろう。ちなみに山本も19年からハーバードに留学している。15年時点でもアメリカ駐在経験があり、英語はそれなりに堪能だったとされる。
どの時代もマスコミは好き放題言えて良いわね
>>37
メディア好き勝手言えない国なんてソ連と中国くらいよ
内容としては、15年の筆者との語らいを挟んで山本の半生を綴ってある形。
記事は東北の寒村で育った山本の幼少期の話から始まる。
そこで父、高野貞吉(元武士)にアメリカ(南蛮)に対する恨みつらみを聞きながら育った、とある。
日露戦争で日本海海戦でロシアを打ち破った戦いに参加したことに触れている。
筆者と歓談した時、これからは航空機の時代で、海軍になにより必要なのは空母だと語ったらしい。山本は航空論者として有名だが、1915年時点からその思いは強かったことがうかがえる。
山本と会った以後のことも、ロンドン海軍軍縮条約会議の前後のエピソードを中心に書かれている。山本は海軍の次席随員として会議に参加、軍縮に強硬に反対。帰国後は艦隊派の雄として迎え入れられたらしい。
この時、国内外から最右翼の日本の結社、黒龍会から熱烈な支持を受けた、とある。
記事の終わりで筆者は山本の現在の年齢(58)と醜い容姿に触れ、質素な生活を営むも健啖家に愛煙家、そして酒豪であり、稀代の博打打ちだと語る。そして彼が優秀で、危険で、油断ならない男だと強調している。
締めくくりにはこうある。
He is a man of tremendous conceit with the brains and stomach to back his bluff.
(彼の男は有り余る自惚れと、そのブラフを支える頭と腹を持つ男だ。)
リーダーズ・ダイジェスト 1942年11月号
タイトル:ジャップの兵士特集(Close-Up of the Jap Fighting Man)
筆者は日本に駐在経験がある退役少尉。日本軍と交流があったらしく、見学や合同訓練の様子を通して日本軍がアメリカとは異質の精神構造の元で運営されていることを中心に書いてる。
当時の歴史ってのは面白いな懸念してたそのまんまの結果になってるんだからw
記事はこんな風に始まる
ー平均的なジャップの兵士は身長5フィート3インチ(=160cm)、体重116ポンド(=52.6kg)のチビで、月に$1.26稼ぎ、9.5セントしか自分のために使うことができない。
彼らは一杯の米と少々の魚の干物だけで30マイル(48km)の行程をフル装備で、24時間かけて歩き切る。
彼らは世界で最もタフな兵士だ。ー
人間かな?
日本人の異様性を強調するような表現が多い。タイトルから見てわかる通り、一部は差別的と言っていい。
源平合戦、戦国時代、朝鮮出兵、(筆者が見たとされる)関東大震災での朝鮮人虐殺等々を並べ、日本人がいかに野蛮な戦闘民族かを「歴史上の事実として」書いてる。
アメリカ人に一番響くであろうキリスト教徒の迫害についても書いている。「家康がやった」ことを書いていても、家康がいつの時代の人間か書いていないところがミソである。
他に順々に神道と天皇崇拝、個人ではなく集団を尊重すること、精神論を重んじること(銃剣突撃に触れてる)などを筆者の体験を通して書いてる。
どれも軽く言って「我々には奇異に映る」みたいな言い方で、はっきりと異様と断言することもある。
印象的なのは「天皇は神の子」という説明にキリスト教のGodではなくHeavenを用いていることだろう。
これは Child of God と書くとイエスのことになってしまうからである。アメリカはキリスト教大国だ。この当時はその側面がさらに強い。
信ずる神からして違う=人間として根本から違う、みたいな意味合いだと思われる。
このスタイルは50年後の911の後にもイスラム教に対しても見られた。
>>45の補足
キリストの別称は Child of God より Son of God のほうが一般的です
後半は筆者が経験した行軍訓練の様子(とその異様さ)が占める。
具体的には72時間で122マイルをフル装備で行軍し、この間4時間しか睡眠をとらない時点で異様なのに、
指揮官から出た指令は「2倍の速度で行軍せよ」
で耳を疑った、という話だ。
行軍中に倒れた兵士の容体を訊いたら、士官はなんでもないことのようにこう答えたという。
「ああ、あの兵士なら病院で死にましたよ」
最後は日本人が捕虜になることを選ばず、名誉ある死を尊ぶことに触れる。
ある軍艦が沈没した時、米海軍の船が救命ロープをたらしたところ、誰ひとりとして手に取らなかったそうだ。
今日の2chネラーが「ISISとかマジキチ」と言うように、当時のアメリカ人も「ジャップマジキチ」と面白半分、怖さ半分に言っていた感じに思える。
まあここらへんはしゃーないわな
当時の白人なんてみんなそんなもんよ
当時からjapって差別語だったんか
>>49
最初はただの略称だったんだろうけど、当時のスタンダードが人種差別感情を含んでいるので必然的に Jap = 蔑称 ってニュアンス
現在は「差別してた時代の言葉はなるべく使わないようにしましょう」っていう遠回しな差別語
言葉狩りっちゃ言葉狩り
黒人の呼び方も一緒で、niggerは完全アウトだけど、nigroは現在ではアウトだけど、50年代の映画とか見てるとただの「黒人」の意味で使われてたりする
良いスレだ晩飯が食えなくなるくらい見入ってしまうじゃないか
122マイルは,だいたい200km((φ(・д・。)
東京から静岡あたりの距離っぽい
>>52
これはマジキチだわ
ベテランの退役軍人は今でもjap言うてるけどなw
ここまでの記事を見る限り注目点は個人的に二つ。
敵のことをよく分析していること
日本人がまるで違う生き物かのように表現していること
である。
前者は欧米文化を積極的に排除した日本とは正反対の考え方。
後者はそう書くことで相手への同情心をなくし、攻撃する正当性を与えるプロパガンダ的な面だろう。
事実、当時の数少ない反戦記事も「相手がかわいそう」ではなく、「散っていく自国の若者の命を守れ」という風潮が圧倒的に強い。
戦争してる相手を思いやるとか冷戦後の概念なイメージ
戦前、戦中はプロパガンダしすぎ
フランク・キャプラとかなんやねんあいつ良く分析しとるやんけ
リーダーズ・ダイジェスト 1942年10月号
タイトル:日本語-御間違い(Honorable Mistake – The Japanese Language)
日本語が言語として如何に英語その他に劣っているか書いた記事。
正直よく調べたと言いたい反面、笑える。1ページ目の直訳漢字タイトルからして失笑ものである。当たり前だがこれまでの記事の中で差別色が一番強い。ほぼ日本(語)ディス100%
ここは記事の内容を箇条書きにしてみよう
日本語は極めて複雑な言語である。まともな通訳が全米で100人もいない(うそやろ?)
現在は戦争を通じて日本語への興味が高まっており、大きな大学では日本語を学ぶ生徒が増えている。しかし彼らが戦争中に流暢に日本語を使えるようになることはないだろう。才能のあるものですら最低限の語句を覚えれるようになるのに1年かかり、流暢に話せるようになるには10年近い訓練を必要とする(いやいやいや)
アルファベットが26文字なのに対し、日本語は漢字と言う表意文字を実に25000種類も使う。この事実がこの言語を極めて非効率にしている。(常用漢字の概念は戦後のものとはいえ大げさすぎ)
さらにかな文字が50近く、しかも2種類あり、いつどちらを使うかは複雑なルールの下に決まっている
一人称、二人称、三人称がそれぞれ10以上ずつあり、複雑怪奇極まりない。どれもこれも非効率である。(これはまあわからなくもない)
断定を嫌い、彼らの物言いは極めて不正確で曖昧である。これは日本人が極めて優柔不断であることの由来で、彼らのコミュニケーションに多くの齟齬を生んでいる
敬語の概念も複雑であり、敬語が正しく使われていなければ正論でも即拒絶される
質問に対する返答はyes/noは絶対的ではなく、訪ね方によって異なる。すなわちあなたが出かけるか訊かれそれが肯定だった場合、「でかけるの?」と訊かれれば「はい」と答え、「でかけないよね?」と訊かれたら「いや、でかける」と答える。英語ならどちらの場合もYesである。
日本語は複雑すぎて科学や学問に使用するのに向かない。よって国民の平均知能を下げてしまうだろう
要約の要約:嘘は言ってないが全部どこかずれてる
>>62
英語だってウッジューマインド○○?って聞かれたらNoがyes的な意味だろう
日本でも明治時代くらいに日本語廃止論があったんだっけ
何があっても差別したいんだろうなぁ・・・
まあどこの国でも似たようなものなんだろうなぁ……
二つの祖国読んでるワイにホットなスレ
ただいまです。後半行きます
ナショナル・ジオグラフィック 1947年4月号
ナショナル・ジオグラフィック
黄色い枠の表紙でお馴染みの写真雑誌。世界の自然、科学、民族、風俗、教育などの写真・画像をまとめた雑誌で、1920年代のアメリカの自然保護運動の萌芽と同時期に発行された。
この号の目玉は戦後のアメリカ占領下の日本特集。
表紙&背表紙
雑誌裏の広告はみんなご存知コカ・コーラ
日本(と一部周辺国)の地図
朝鮮半島はまだ一つの国扱い。
満州国が存在するので戦前ないし戦中の地図を引っ張ってきたと思われる。説明は特にない。
旧満州地域の統治は戦後2年の間にソ連→中華民国→共産党と目まぐるしく変わるデリケートな時期なので、触れたくなかった可能性がある。
>>74
文章では取材班が訪れた地方の政府がその地域の人間に民主的に選ばれた人間ではなく、東京から派遣された役人であることに触れてる。
戦後最初の選挙が47年4月なので、取材中はそうだったのだろう
見てるよ
伐採される森
焼け野原となった町の再生に木材需要は高かった。
朝鮮戦争以前のアメリカの方針では日本を農業国として再生させる予定で、林業もその一環だった。
この時大量に植えられた杉は、数十年後に多くの日本人を花粉で苦しめることになる。(育った時には東南アジアから木材を輸入する方がはるかに安く、無用の長物と化した)
>>78 サンクス
>>79
マジかよアメリカ許せんな
クスノキから天然の樟脳(カンフル)を生成している様子
場所は九州としか記載がない。現在天然樟脳を生産しているのは福岡県みやま市の内野樟脳含め4件しかない
思ったより製本とか印刷の技術が高いね
>>86
このナショジオは今と同じサイズ・スタイル 写真も一部カラーで今のとほとんど変わらないよ
>>88
良い時期に豊作になったな
>>92
近所のおっさんの親父が木材運びで死んだって言ってたなー下り坂で加速しすぎて、ちょいちょい死んでたってさ
(上) 牛乳を町に運びに行く女性。乳製品は都市部の富裕層のみ口にできた、とある。場所は本州、とだけ
(下) 薪を町に売りに来た家族(鳥栖、佐賀県)。男性が楽な仕事をしているのは男尊女卑と紹介
朗読をする田中豊(漢字は予想)少年と、それを見学する昭和天皇(45年、岐阜)
下の文章では神道に関する説明。天皇の人間宣言や、地元を神社の前を通る際少年が帽子を取って一礼することなど。
白人お兄さん達の事案、ではなく、子守をする女児たちとその子らにお菓子を与える米兵
“gummu” や “chocoletto” を欲しがると紹介
最後のページ(写真なし)
1945年に九州で被害を出した枕崎台風(昭和三大台風の一つ)の爪痕、日本アルプスの美しさなどについて。
最後は日本の記事が載った他の号の紹介
戦争が終わったとたん日本ageしだしたな
>>104
ageじゃないな
俺たちが助けてやったんだ だな
>>107
上から目線のその物言いむかつくわ~
>>105
アメリカンブラックジョークを忘れない精神嫌いじゃない
米国陸軍の日本語教材(1963)
日本の駐在兵要用のものと思われる。
全部のページはスキャンしてられなかったので一部を紹介。元の持ち主のものかはわからないが書き込みがいっぱい。
3枚目中央右に、otoko no hito ha hentai desu と文章が見える。
おそらく最近の持ち主が書き込んだのだろう
>>118
こういうの見ると山手線とか今と変わらずあるんだなぁとしみじみ思うな
手持ちは以上です
貼れてないリーダーズダイジェストを上げていきます
なかなか興味深いスレだな。
乙ー
ひとまず乙
アメ人友人のために感想書いていただけたら幸いです
戦前に関しては日本も含めどこの国も似たような事やってるなって思った
後典型的な白人だなぁと
戦後は日本特集からの核実験で吹いた
とりあえずまあプロパガンダというか戦争の前の記事ってやっぱこういうものになるんだなって感じかね
相手やんわりdisって自分達に大義があるとして戦争をやってもしょうがないものにする
まあどこもやってるからアメリカだけ特別ってわけじゃないけどさ
友達はこれ>>1になんで見せたん?
既出ならすまん
>>129
「面白いもの手に入れたぜ」→「他の日本人はどう感じるんだぜ?」みたいな
普段から二人でようつべで英語の戦国時代の解説動画見ながらゲラゲラ笑ってるような関係だから
いかにもキリスト教白人の典型だねえ
俺たち日本人は、こうなっちゃいかんよなあ・・・・見てるだけで醜い。
>>130
過去のアメリカ人が日本を見る目とネトウヨが中国人・韓国人を見る目が全く同じだぞw
>>134
全然そう思わない。
>>134
うーん中韓の話出すと荒れるんでやめません?議論自体には大いに興味がありますが
日系三世?
>>131
俺?俺は普通の日本人。
友人は普通の南部白人。
戦前は朝日は煽りまくりの極右新聞
>>139
えぇ……本当に?
>>140
だから戦後GHQが要人追放で首すげ替えて右寄りを一掃
結果現在へ至る
>>140
知らなかった???
有名だぜ。
>>142
知らんかった
あんまし興味なかっしなぁ
全部貼れたと思いまーす
今夜はありがとうございます
乙!
乙!
これ、記録しとくわ。ありがとう。
おっつ~
珍しいもん見れた
これ今のアメリカ人はどう思うんだろね 今の同盟国のかつて
アメリカの分析力はやっぱり凄いわ。昔からどうしてアメリカ(欧米)はこんなに分析とかうまいのか気になる。
日本人を研究していたのカーネギーメロン大学だっけ?それに菊と刀とか調べれば調べるほど白人の分析力に驚かされる。
しかし自分たちのことを本当に正義だと思ってるのか?建前だよね?
あと年次改革要望書やめてください(白目)
アメリカ南部といえばご存知スポンジボブにいるヒトデのパトリックみたいな馬鹿が多い地域
まあいちお
中国を侵略というか、イノベーションしちゃったのは確かでしょ
日本人としては良かれと思ってるんだろけど
日本人が中国に割り込んで「解放」しちゃったわけで
この2chスレまとめへの反応
残念、良いスレと思いきや、適当な訳つけておしまいだし。
反応気にする時間があるレス主の自己まんじゃね?
本スレに、またしてもおなじみのデマがある
東京朝日は満州事変に懐疑的な論調をとったために、
大規模な不買運動されたのを無視して、好戦的もクソもない
そして日中戦争中に用紙統制がはじまり、メディアはどこも軍に逆らえなくなってる
もちろん、イケイケの論調は部数があがるんで、
満州事変に大賛成した東京日々をはじめ、戦前のメディアも無罪じゃない
しかし本気で戦前のマスコミの戦争協力を批判したいなら、
今現在、イケイケな主張ばかり垂れ流している保守○報とかの愛国系のまとめサイトこそ批判すべきだろうに・・・
リーダーズダイジェスト誌は1980年代は露骨で極端なソ連sageやってたしそういう誌風だとしか…
なお冷戦終了より前に日本語版廃刊。