ガキの頃にあった幽霊の女の子の話wwwwwwwwwww
1: 2018/06/02(土) 02:11:31.201
書き溜めた
たったら投下させて
2: 2018/06/02(土) 02:12:08.725
とりあえずパンツは脱いだ
4: 2018/06/02(土) 02:12:42.625
おkパンツ脱いだ
6: 2018/06/02(土) 02:13:32.552
当時俺は10歳の小学5年生で、半分成人式をやった次の日の出来事だった。
大雨が降った後のその日は、真夏のように晴れていて、とても気持ち良かった。
しばらく続いてた雨のせいで、活力が体の中で燻っていた俺は我先にと外に出ると、新鮮な空気を吸い込む。
大きくできた水たまりが太陽を反射して、街中がキラキラと輝いて見えた。
天気の神様も粋な事をするじゃないか!
生意気にも、そんな事を思いながら近所の公園に俺は向かった。公園に来れば誰かいると思ったのだが、俺の視界に映るのは水溜まりの奥にいる人だけだった。
7: 2018/06/02(土) 02:14:08.180
「つまんねーの」
そもそも時間が早すぎたのだが、当時の俺にはそんな事わからず、久しぶりの外出で高ぶっていた気持ちを落とされただけに感じた。
適当にブランコでも漕いでから帰ろう。そう思いながら顔を上げると、そこに彼女はいた。
「ねぇ、遊ぼう?」
雪のように白い肌と、漆のように艶やかな髪、それから、それから少し寂しそうな瞳に、一気に俺は吸い込まれた。
8: 2018/06/02(土) 02:14:39.230
「ねぇってば」
「ねぇ!聞いてるの?」
「あっ、ゴメン!えっと・・・」
「だから、遊ぼう~って言ってるの!」
彼女によって動けなくなった俺は彼女の言葉で戻ってきて、それでまた彼女の言葉に頭をこんがらがせた。 君は?いつからいたの? 色々な疑問が脳裏に留まるが、それを飲み込むように首を縦に振った。
「いいよ、遊ぼう」
9: 2018/06/02(土) 02:15:10.757
「やった!決まりね!」
彼女は嬉しそうに笑ってみせるとピョコピョコ跳ねた。 そのたびに彼女と同じく白い色のスカートが跳ねて、俺は顔を赤くした。
「まずは、ブランコしようよ」
ピンクのカーディガンの袖をまくりながら彼女は言った。
「うん、いいよ」
変わった子だな。そう思った。
なんだか外よりも中が似合う子に見えたからだ。
10: 2018/06/02(土) 02:15:34.056
公園よりも、図書館、図書館よりも病室・・・。 そこまで単語を並べて俺はそれを振り落とした。 なんだかそれはイケない想像だと感じたからだ。
「どっちが高くこげるか勝負しようよ!」
自分を誤魔化すために俺は明るく言った。
「よーし!負けないよ!」
11: 2018/06/02(土) 02:15:58.312
彼女は意気揚々とブランコに座ると、足を大きく降り始めた。 女の子には負けられない! 子供ながらに芽生えたプライドに火を灯して、俺もブランコを漕ぎ始めた。
「ねー」
「なーにー」
「まけたら罰ゲームやろー」
「いいよー」
彼女の提案によって、ますます負けられなくなった。 俺は足を先ほどまでより大きく降った。 ブランコが前にいく度、空が少し近くなった。
12: 2018/06/02(土) 02:16:34.391
「うー悔しいー」
「へへっそれじゃ君が罰ゲームね!」
両手でほっぺを押して、ムンクの叫びみたいになりがら彼女は聞いた。
「罰ゲームは何をすればいいかな?」
「え?考えてなかったの?」
「うん、だから君が考えていいよ」
「って言われてもな・・・」
そこで俺の頭に浮かんだのはさっきの疑問だった。
13: 2018/06/02(土) 02:16:57.963
一体誰なのか、いつのまに公園にきたのか。
特に罰も浮かばないし、質問でもしよう。 そう考えた訳だ。
「それじゃあ君の名前を教えてよ」
「それが罰?」
「うん」
「変な罰~」
14: 2018/06/02(土) 02:17:18.980
愉快に笑うと彼女はいった。
「ミキ」
「ミキって言うの」
丁度風が優しく吹いて近くの木々を揺らした。 葉に乗っていた雨粒が少し落ちて俺の頭に落ちる。
「つめてっ」
一瞬視界を閉じて、開けると彼女は、ミキはいなくなっていた。
「あれ?」
「ミキ・・・?」
15: 2018/06/02(土) 02:17:54.627
それから少し待ったがミキが戻って来なかった。 俺は恐怖や心配や興奮よりも、満足感のようなモノに浸っていた。 ミキにはまた会える。なんだかそんな予感がして、この日は帰った。
それから1週間後の日曜日。
俺はいつもより早く目が覚めた。しっかり顔と歯を洗うと一丁前にドライヤーで髪を整えた。
16: 2018/06/02(土) 02:18:20.869
まだミキに会えると決まった訳でもないのに、俺はワクワクを抑えられずにいた。
母親は寝てるため朝ごはんは食べずに、俺は公園にかけていった。 時間は先週来たときよりも早かった。 誰もいない公園で、一人立っていると後ろから声を掛けられた。
「わっ!」
「うわっ!?」
驚いて振り返ると、そこいたのはミキだった。
「驚かすなよ」
「ごめん、でも面白いかなって」
17: 2018/06/02(土) 02:18:43.829
ケラケラ笑いながらミキは答えた。
「別にいいけどさ」
どうしてこの前は突然いなくなったの?
そう続けようとしてやめた。
なんだかその問はよくないモノのように感じた。 それを言ってしまうと、ミキとは会えなくなってしまうような。
「今日は何して遊ぶ?」
「うーん、ジャングルジム!」
18: 2018/06/02(土) 02:19:00.399
「また勝負する?」
「勿論!今度は私が勝つよ!」
「じゃあまた負けたら罰ゲームね!」
「うん!それじゃ~はじめ!」
「あっズルい!」
「ズルくない~」
前回の負けが悔しかったのか、ミキはスタートを言いながらジャングルジムに走りはじめていた。 ただ、ミキは足が遅かった。ちなみに、ジャングルジムを上るのも下手だった。
19: 2018/06/02(土) 02:19:14.775
川д川