ちょっと不思議な昔話をしようと思う
ほんと不思議で、今でも謎なのでオチとかないです
最後まで聞いても不完全燃焼になると思いますが 書き溜めてないのでお暇な方がごゆるりと酒のつまみにでもしてくだされば、と思います
昔話といっても9年くらい前の話 まぁ十年一昔というくらいなので…
その日は夏にしては過ごしやすい日だったかと思います
夏休み中で友達と遊んでいました
あまり重要でないので名前は省きますが、男の子1人と女の子1人と合わせて3人で公園の遊具で遊んだり、お菓子を食べたり、虫探したりして遊んでいました
過ごしやすいといっても外で遊んでいて1.2時くらいになれば暑いもので近くの山に涼みに行きました
私の家からも近く、よく行く山でした
ほむほむ
山の中はいっそう蝉の声がうるさく まるで蝉に囲まれているようだったのを覚えています 日陰は涼しいねーなどと話しながら。
大分涼めたのでまた何かここで遊ぶということになり子供がよく考える探検ごっこをすることになりました
当時は山の奥に何があるのか知らなかったので、夏場いろいろ遊びつくした子供の好奇心の対象にはもってこいでした
山の中といえど、人も通っていたようで多少の獣道が出来ていてそこを歩きながら奥に進みました
小3といえどその時の私は真面目だったので獣道から逸れて歩いたら下手したら怪我をするかもしれないと思っていました
獣道が何本かあり別れて歩くことになりました
まぁ近場の知った山だと思っていた私たちは獣道から逸れないよう、道がなくなったらここに戻ってくる、等などと約束(多分内容はちょっと違う)して完全にバラバラに分かれました
他の2人の道は分かりませんが獣道を歩いて(今思えば少し植物が避けてただけで道といえないような気もします)歩いて、歩いて大分歩いたところに鳥居がありました
山奥に鳥居があるなんて!と感動した私はくぐってうろうろしていました
すると猫?かばん?抱えたおばさんが立っていました(猫かカバンかは話に支障はないと思います)
突然の人に驚きつつ、挨拶をした記憶があります
少しお話しした記憶もありますが、「暑いですねー」とか他愛もない会話だったかと思われます。
あまり詳しい記憶がないので……
そういえば、と友達2人を思い出し是非この鳥居を見せてやろうと引き返しました
当時小さかったのもあり、やたら大きい鳥居のように思えたのです
もとの獣道の分かれ目まで戻ると2人は既に待っていました
ここで私の家庭の話をちょっとします
母が少しばかり過保護で門限とまではいきませんが”母基準”で遅いとひどく心配され、多少の叱責もありました
早く帰ろうと心の片隅にいつも置いていました
酷いときは家族総出で捜索、一度警察に捜索願が出されたこともあります
>>14
なかなか心配性だな当時は何歳ぐらい?
>>16
当時は小3です
中1の姉(当時)は近くのデパートに友達と行くのもダメなくらいでした
閑話休題
友達合流した時点で5時くらいでした、まだまだ辺りは明るいですが夏は私の地域は6時に七つの子がなるためそれまでに帰ろうときめていましたし正直距離的にも余裕だと思っていました
どうしても鳥居だけは見せたかったので2人と再び奥に行きました
というか山とか危ないところも行っちゃダメよとも言われていたんですがw
それで鳥居への道を、さっき歩いた道を歩いたつもりでした
でも鳥居は見つからず
別の道を歩いても見つからず
もう2人は完全に飽きていたと思います でも私はもう引っ込みがつかなくなり「嘘じゃないもん」の一点張りだったと思います
2人も「もう分かったから、嘘じゃないから帰ろう」と。
悔しいの悲しいのなんのと不貞腐れた気持ちで山を降りようとしました
その時視界の端にさっきのおばさんが見えたのであっちの方にあるんだ!と「分かった!行こう!」と言って走ってしまったのが悪かったんだと思います
完全に言葉足らずでした
おばさんのいた道についた時、おばさんはもう降りてしまったのかは分かりませんが友達2人はついてきていませんでした
今思えば、そら付いてこないわって感じですね…
そこで引き返して山を降りればいいものの、なんだよあいつらあんなに綺麗なのにともう一度見にいこうとのぼりました
正直当時は綺麗という感想をもっていたと思うんですが、記憶が正しければ綺麗ではなかったと思います むしろ古いくらい
のぼるとやっぱり鳥居がありました
私が鳥居ばかり主張しているのは神社!境内!賽銭箱!という神社らしい記憶があまりないからです
本当になかったかは別ですが
やはり綺麗な鳥居だと思いました
そして後日見せてやろう!と辺りを確認していたら七つの子が聞こえてきました
もう完全に、やばいとしか思いませんでした
怒られる
怒られる
それで頭がいっぱいでした
さあ来るぞ…
>>30
申し訳ないですがホラー要素はないです……
さっさと降りてしまおう、見つかる前に と思い焦りに焦って道を走りました
が、気付いた時には獣道すら歩いていませんでした もう道無き道を通っていて完全に迷子でした
迷子になったのもお化けのせい~とかじゃなく道を歩いてない自分のせいでした
帰りが遅い上、山中で見つかったら殺されると思いました もう泣いていたと思います
いつも私たちが山に入るところは少し道が広くなっていて小さめのショベルカー(?)と隣に土が盛られていました
それさえ目に入れば!と探していましたが見つかりません
夏なのでまだまだ明るいはずですが心なしか暗くなってきたようにも思えました
歩き疲れて、不安と焦りでいっぱいでした それでも早く帰ろうと、とりあえず山を降りれれば、と思っていました
確かに山を下っていました
道が開けた先にはさっきの鳥居でした
怖い、気味が悪い、助けてと思いました
歩き疲れててもまだまだ走っていたと思います
蝉も昼間より静かになり、多少の風と、木の枝が互いに擦れる音がいっそう不安を煽りました
茂みの音一つ一つに怯えました
するとまたさっきのおばさんが見えたのです
何でまだいるんだろう、とは考えず 人がいた!助けてもらおう!と必死にそのおばさんの方に向かいました
鳥居のとこに戻って来ちゃうってことでおk?
こういう子供の時にだけできる不思議な体験って憧れるなー
おばさんもこちらが走ってくるのに気がついたのか歩を止めたので走りながら「あの!!山を降りたいんですけど!」
そのようなことを言いながら向かいました
声に反応しておばさんが振り向いたところまでははっきり覚えてます
「降りたいんですけど」を言い切った時には山の入り口のところにいました
おばさんの方に向かってる時、明らかにおばさんの向こうは木々ばかりで入り口ではなかったしおばさんが突然いなくなるのも不思議でした
振り返り山を見るとなんだか不気味に思え家に帰りました
家に帰ると時計は9時を回っていました 絶対そんなに経っていないと思うのですが……
その日は母も何故か怒りませんでした 心配はしていたと思います
結局山の鳥居、おばさんが何だったのか未だに分かりません
不完全燃焼で申し訳ないです…質問等あらば答えます
その後山に行ったことは?
>>43
前は通るけど中は入ってないかな
なんで夜の9時なのに電灯もない山道下れたん 北海道の方に住んどるん?
>>44
私自身9時って認識もなかったしあと夏の夜は結構明るいのでって感じかと
またそこに行ってみよう
記憶がまだらに抜けてるのとじぶんの都合の良いように記憶がすり替わってる。
子供の頃はそう言う事が不自然じゃなく起こるんだよ。悪い事じゃないし責められる事でもない。
当の本人でさえ大きくなった今では不思議に思うぐらいだから。
記憶がすり替わっていなければ不思議体験だな
怖いね、、